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「ヘルシーキャンパス運動」立命館生協と保健センターがコラボ企画を開催

立命館生活協同組合(立命館生協)と本学保健センターは今秋から「ヘルシーキャンパス運動」を共催している。

ヘルシーキャンパス運動とは「大学が行うさまざまな営みに健康というコンセプトを盛り込み、教育を通じて健康を大切にする文化を社会に発信する」という理念のもと、京都に拠点を置く大学が集まり活動をしているもの。2018年に本学もヘルシーキャンパス宣言を行い、この運動を進めている。

本年度から、立命館生協と保健センター双方の「学生の健康を支えたい」という考えが共通している点により、ヘルシーキャンパス運動を協力して実施している。中長期的に取り組んでいくことを目標としており、立命館生協・保健センターの双方のアイデアを実現させる、さまざまな取り組みが用意されている。

ウォーキングチャレンジのポスター

「ウォーキングチャレンジ」とは

運動の面から健康を考える「ウォーキングチャレンジ」は11月1日から30日に実施される。1人あたり一日8000歩以上のウォーキングを推奨しており、全国の参加者の総歩数が、月と地球の往復距離に達することを目標にしている。本学からの参加者数は年々増加しており、昨年度は600人程度の参加者を募ることができた。保健センターの簑原文子保健師は「今までは総歩数で月まで到達することを目標としていたが、昨年度の目標達成を受け、今年度は往復できる距離が目標となった。本学でも参加してくれる人を増やして、ぜひ目標達成を目指したい」と語った。毎年景品も用意されており、今年の立命館限定企画「立命館ウォーキング『〜1日8000歩やればできる! パワー!~』」では生協との共催で、抽選により80名に生協ポイント500円分が贈呈される予定。

バランスの良い食事を目指す「バランスよく食べようチャレンジ」

食事の面でもヘルシーキャンパス運動は学生の健康促進を図っている。その一つが「バランスよく食べようチャレンジ」。これは生協食堂に配置されているトレイシールに従って食堂メニューを選んでいくことで、栄養価の高い食事が完成するという取り組み。トレイシールでは、主食・汁物・主菜・副菜(小鉢など)を配置できるように設定され、空白を埋めたくなる人間の心理を利用して、バランスの良い食事を目指してもらうもの。レジ精算時など待機中にトレイを見ることで健康への意識が上がることも期待されている。今回の取り組みに合わせ、食堂のメニューなどが確認できるウェブサイト「CoMenu(コメニュ)」に栄養価を事前に確認することができる機能を追加している。

立命館生協の風折昌樹専務理事は「定食として最初からメニューを用意するのもいいが、栄養価や足りていない食材を自分で考えて選んでほしい」と健康リテラシーを高める食堂の活用法を提案した。

生協食堂に配置されているトレイシール

購買での取り組み「ヘルシーキャンパス弁当」

食事の面からの取り組みは購買でも行われている。「ヘルシーキャンパス弁当」は保健センターと生協学生委員会のアイデアを立命館生協が形にしたもので、さまざまな学生のニーズに合わせたコンセプトの弁当が用意されている。筋トレやダイエットをしている人のための「Body make弁当」は高たんぱく・低脂質な食材で構成されており、保健センターのウォーキングチャレンジとコラボした「月まで歩こう! お月見弁当」では秋の食材をふんだんに使った健康的な弁当になっている。

立命館生協の武部礼子栄養士は「健康は食事だけでも、運動だけでも成り立たないが、今年度は保健センターと協力して両面から健康を補完できる企画を用意することができた。いま、学生の皆さんは気を遣わなくても健康でいられるかもしれない。しかし今後、社会人になるなど周りの環境が変わったときに、主食に追加して野菜や小鉢を手に取る意識の基盤作りができれば」と企画への意気込みを見せた。(三好、中村)

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