JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた2期(グラングリーン大阪)」の一部施設が9月6日、先行開業した。本学園は施設内に新拠点「ROOT(ルート)」をオープン。「大阪最後の一等地」で社会課題の解決や新たな事業の共創を目指す。
うめきたは旧国鉄の梅田貨物駅跡地で、長年開発が進められてきた。1期の「グランフロント大阪」は2013年に開業。2期の「グラングリーン大阪」は、都市公園や産官学連携拠点の整備により「みどりとイノベーション(革新)の融合拠点」を目指す。
ROOTは「Ritsumeikan Osaka-umekita Open innovation Terrace」に由来する。イノベーション創出拠点となる施設「JAM BASE(ジャムベース)」内に、大学と社会をつなげるイノベーションの出島として開設された。
利用対象は、本学園の学生・教職員のほか、卒業生、連携企業・自治体など幅広い。多層的な交流を図ることで、社会共創や地域課題の解決を行う人材育成拠点となることを目指す。
学び、共に成長できる機会として、多様なイベントや教育プログラムを展開する。リスキリング(学び直し)・リカレント講座、交流・ネットワーキング(異業種交流会)企画なども予定する。
また、本学園の特長ある研究・起業シーズを発信し、新たなオープンイノベーションの形を社会に提起するという。
本学園は「すべての人が交差し、共鳴し、成長するために必要な取り組みをみんなで一緒に考え、実装できる場所にしたい」とコメントしている。
ROOTの開室時間は、平日午前10時~午後6時(土日祝日は原則閉室)。利用には事前登録が必要。詳細は公式サイトを参照。
(小林)