■エコトレー 環境に配慮
衣笠祭典では、環境にやさしい「エコトレー」を使用している。エコトレーには、サトウキビの搾りかすなどが利用されており、焼却時に大気中へ排出される二酸化炭素量を抑えることができる。模擬店出店者や来場者はエコトレーを使用することで、エコ活動に参加が可能。循環型社会の形成に寄与することができ、環境に関する意識を高める機会となっている。
(吉江)
■「企業を身近に」 参加者にサンプル配布も
「企業ブース」が体育館1階第3アリーナに設けられた。参加したのは日清食品(東京都新宿区)と日本化粧品検定協会(東京都中央区)。日本化粧品検定協会のブースでは、紫外線(UV)について学ぶことができる「UV検定ライト」を来場者が受験し、合格者に日焼け止めのサンプルを配布する企画を実施した。
来場した京都市に住む女性は「このような機会でないと学ぶことができない。企業を身近に感じることができて良かった」と話した。
(長尾)
■各団体の特色活かす
存心館3階では、地理学研究会が企画を行った。関西全域の3Dマップや、全国の交通系ICカードなどを展示。文化や風習の地域差に関するアンケートや、部員が撮影した写真によるフォトコンテストなども開催された。会長の佐藤雄太さん(文3)は来場者に対し、「地理学に親しみやすさを感じてほしい」とコメントした。
以学館地下では、本学書道部による秋季展が行われ、部員の作品が展示された。同団体に所属する植木莉穂さん(産社3)は「それぞれの個性が出た作品が多いので、書道のイメージが変わるような魅力をいろいろな人に感じてもらいたい」と期待を寄せた。
(八木)
■「天下普請の城」集う 城郭研究部
存心館3階では、本学城郭研究部が展示を披露。「天下普請の城」をテーマに、日本各地に築かれた城の魅力や差異などについて、写真や模型を交えて説明した。
代表を務める伊藤惇さん(文3)は、「お城は石の積み方や造りの違いなど、多角的に見ることでその独自性の幅広さに気付くことができる。それぞれのお城の特徴を語ることで、お城の一つ一つに込められた思いを来場者の人たちに感じてほしい」と語った。
(岸本)
■リツブラと元気に、ハイチーズ
存心館1階では学園祭公式ロゴキャラクターであるリッツ・ブラザーズ(リツブラ)との写真会が行われた。リツブラは衣笠担当のケビン、BKC担当のビリー、そしてOIC担当のオスカーの3兄弟。写真会の参加者、先着千人に、ケビンのイラストが印刷されたオリジナルステッカーが配布された。
参加した来場者へ「ケビンやで! 今年もたくさんの人が来てくれて本当にうれしいわ!」と感謝を述べ、「来週はBKC祭典やな! ビリーは気合い入りまくりやからみんなまた来てな!」と呼び掛けた。写真会はBKC祭典でも実施が予定されている。
(井本)
■お化け屋敷 リタイア客続出
洋洋館では「最恐のお化け屋敷を体感せよ」と題した目玉企画、「妖妖館の悪夢~学校と廃病院の怪異~」が開催された。ミッションをクリアした来場者はおみくじを引くことができ、当たりが出ると景品が贈呈される。「悪血迷宮病棟」と「真夜中の不思議探検隊」の二つの企画が用意され、来場者は選ぶことができる。
運営メンバーの入野穂乃花さん(産社3)は「昨年は謎解き企画だったが、今年はお化け屋敷で、テイストがガラッと変わった。外からも絶叫が聞こえるほど内容が凝った企画で、リタイア客も続出した。入場規制をかけるほどの盛況で、びっくりしている」と笑顔で語った。
(長尾、今井)