10月27日、仙台市にて全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)が開催された。弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場間の38・1㎞を舞台に26チームで争われ、各チーム6人の選手がたすきをつないだ。大会最多10回の優勝を誇る本学の女子陸上競技部は2時間7分37秒で3位となり、惜しくも3年ぶりの優勝とはならなかった。
本学は優勝候補と目されたなか、1区で16位と大きく出遅れた。しかしその後は順位を上げ、最長の5区を走った主将の佐藤成葉(経済4)は、4位でアンカーの高安結衣(経済1)にたすきを託した。1回生ながら堂々とした走りを見せた高安も順位を上げ、3位でゴールテープを切った。
チームスローガンに「どこから見ても日本一」を掲げる女子陸上競技部。12月に行われる富士山女子駅伝で優勝を狙う。(石渡)
また、今回の結果や今後について、佐藤主将よりコメントを頂いた。
-大会の結果を受けての気持ちは?
優勝することを目標に日々練習に打ち込んできました。そのため今回、目標としていた優勝に届かなかったことはとても悔しいです。しかし、3位に入り表彰台を死守することができたことは、チームの総合力で粘った結果なので良かったと思います。
-自身の走りはどうでしたか?
最長区間である5区を走るなかで、他校のエースに勝ち、1番でたすきをつなぐことを自分の役割としていました。結果は区間4位とその役割を全うできたとは言えない走りでした。ただ、長い距離のなかで応援は絶えず聞こえ、何度もその声に背中を押されて頑張ることができました。次こそは区間賞でチームの順位を押し上げる走りをし、応援に応えられる走りをしたいと思います。
-チームの走りについては?
1区からアンカーまで全員が自覚と責任を持ち、走ることのできた駅伝だったと思います。いずれもプレッシャーのかかる区間でしたが、チームのために自分がやるんだという気持ちが全員から出ていました。全員が最後まで前を向いて走り抜けたことで3位を守れたので、チームとしてはよかったと思います。
-富士山女子駅伝など、これからの大会への意気込み
富士山女子駅伝がいよいよ自身にとって立命館大学として走る最後のレースになります。 立命館の象徴でもあるえんじのユニフォームを着て走ることはいつも誇りです。現チームで挑む最後のレースで、これまでに勝つことで味わってきた感動を、現チームのみんなや応援してくださる方と一緒に味わいたいです。そのためにも優勝することを諦めず、できることは全て行って富士山女子駅伝を迎えたいと思います。