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「渚と森の青空ブックカフェ」開催 びわ湖畔で楽しむ読書の秋

11月7日・8日、大津湖岸なぎさ公園(大津市)にて「渚と森の青空ブックカフェ」が開催された。立命館大学経済学部寺脇拓ゼミが主催し、徹底した新型コロナウイルス対策のもと、古本市や様々な企画が行われた。

「なぎさのテラス」前の芝生広場の様子

初日はあいにくの曇り空にもかかわらず、朝から多くの人がブックカフェを訪れた。来場者は、公園内にある「なぎさのテラス」前の芝生広場に設置された椅子に腰かけ、穏やかな読書の時間を楽しんだ。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、椅子やテーブル同士の間隔は十分にとられ、使用後も速やかに消毒された。利用条件は特になく、飲み物・本のどちらに関しても家からの持ち込み、会場内での購入は来場者の自由であった。

古本市が開かれた石畳のスペース

常夜灯のある石畳のスペースでは、滋賀県内に店を構える個性豊かな古本屋4店が集まり、古本市が開かれた。

出店した「六月の水曜日」。古本を1束500円で販売している。

出店した「六月の水曜日」は、主に絵本を取り扱う「チロル書房」と空間を共有する形で、お店を展開している。店主の宇野爵さんは、今回のイベントに対して「学生さんたちの研究のサポートがしたいと思い参加した。コロナ禍で本を読むきっかけになれば嬉しい」と話した。

出店した「あいたくて書房」。ジャンルを問わず様々な本を取り扱っている。

同じく古本屋の「あいたくて書房」は、本と人とをつないでいきたいという思いから、様々な場所で古本の販売を行っている。「本を介して来場者の方たちと会話できることが古本市のようなイベントの醍醐味だと思う。本と人とのここでしかない巡り会いを楽しんでほしい」と出店の喜びを語った。
また、会場内では滋賀県の古書店・ブックカフェを紹介するパンフレットも配布された。

栞本プロジェクトでメッセージの書かれた栞とともに提供された古本。

加えて、滋賀県のブックカフェ「DONGREE BOOKS & STORY CAFE」とコラボした「栞本プロジェクト」という企画も行われた。栞本とは、本の持ち主だった人のメッセージが書かれた栞の挟まれた、世界に一冊だけの古本のことだ。来場者は、配布された栞に自宅から持ち寄った本の感想や印象に残った1文を書き、本と一緒に提供した。

今回のブックカフェには「飲食店の力になる」「地域の方々に憩いの場を提供する」という2つの目的があった。飲食店は感染拡大防止のため様々な対策を行っているがまだ十分に客足が戻っておらず、反対に消費者側も外出できずにストレスが溜まりがちになる。そういった双方の問題を解決する一助となるべく、今回のイベントは企画された。
まず、来場者を対象としたアンケート調査を行い、そこからイベントの効果とブックカフェに対する需要を計測。「静かに本を読む」というコンセプトのブックカフェは、もともと飛沫感染などのリスクが低い。アンケートの結果をもとに、感染拡大を抑えつつも読書とともに飲食を楽しむカフェのスタイルを飲食店に提案することを最終的な狙いとした。「コロナ禍においては、ブックカフェというものが1つのカフェの在り方になっていくだろう。カフェで静かに本を読んで過ごすことのよさを感じてもらえたら嬉しい」と代表の西野瞳さん(経済3)は話した。

(波多野)

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