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国際交流フェスタ「Asia Week 2023」開催

10月22日、大阪いばらきキャンパス(OIC)にて国際交流フェスタ「Asia Week 2023」が開催された。OICの教学コンセプトの1つである「アジアのゲートウェイ」を具現化する地域交流イベントとして、「国際交流・異文化理解」「教育・研究の発表」「文化・芸術の振興」の三つの柱をテーマに行われた。

当日は晴天に恵まれ、子どもから大人まで約8000人の来場者が足を運んだ。新型コロナウイルスによる制限が撤廃され、来場者からは「昨年よりも気軽に来ることができた」という声が寄せられた。中には「偶然通りかかって来てみた。とても楽しい」という声もあり、OICならではの地域に根ざしたキャンパスを体現したイベントとなった。

目玉企画は、「アドベンチャーワールドジャイアントパンダファミリー2023」特別講演会では、現役飼育員がパンダの魅力について、実際に写真を見せながら語った。講演会中には、OICと和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドとをオンラインでつなぎ、実際にパンダの様子をライブで見る機会も設けられた。

「アドベンチャーワールドジャイアントパンダファミリー2023」特別講演会の様子

またアドベンチャーワールドの出展ブースでは、参加者らが竹紙をパンダ型に折ったものを集めて、1つの「パンダアート」がつくられた。出展ブースを担当したスタッフの前川ちはるさんは発信の仕方によって、意識の向け方も変わってくる。パンダをきっかけに、環境問題などの社会問題にもつなげていくことができる」とパンダのキャラクターとしての効果に期待を寄せる。加えて、前川さんは「パンダを通じて中国のこと、日本のことを互いに知る機会となってほしい」と話した。

「ハッピーパンダフェス in Asia Week!」出展ブース

本イベントには、学生団体の出展も多く見られた。本学万博学生委員会が主催する「万博シンポジウム」では、他大学の学生団体も参加し、第1部では「死生観〜死からいのちの輝きを考える〜」、第2部では「生理と性教育」をテーマに、活発な議論が行われた。またB棟2階の同委員会ブースでは、異文化交流を主としたイベントなどのほか、屋外では大豆ミートを用いたガパオライスの販売も実施された。

「万博シンポジウム」第1部は、参加者からも意見を募り、双方向的なイベントとなった

B棟1階イベントホールにおいては、大学・学生・地域から、多彩なブース出展が見られた。

学生団体natuRableの「ミクロネシアの世界へカセレーリエ! お土産に1枚いかがですか? 〜Micronesian Photo Booth〜」では、ミクロネシアの民族衣装を身につけたり、カルタを用いたりすることで、楽しくミクロネシアの環境問題を学ぶことができる。メンバーの浅岡陽斗さん(文2)は「参加者の方からは勉強になったという言葉があった。ミクロネシア連邦の現状に興味を持つきっかけになってほしい」と語る。

ブースでは、色とりどりのミクロネシア民族衣装が並ぶ

C棟2階では、留学生支援団体OIC TISAによる「アジアの民族衣装で写真撮影」「折り紙でチャイナドール作り」など、子どもも楽しむことができるイベントが行われた。韓国や中国出身のメンバーも所属しており、今回の民族衣装は韓国人のメンバーが用意したものだそう。代表の上舎萌々果(かんじゃももか)さん(心理3)は、今回の企画について「自分たちも楽しみながら、子どもたちとも皆で楽しく遊べたら」とコメントした。

「アジアの民族衣装で写真撮影」では、韓国の民族衣装を体験することができた

本イベントの運営に携わったOIC地域連携課の飛与田唯子さんは「国際交流によって世界の文化や課題を学び、問題意識を高めることで、学生の積極的な取り組みを促進することを目指している。Asia Week が学生の成長と学びにつながっていってほしい」と期待を寄せる。

OIC地域連携課出展「版画・造形家 田主誠さんありがとう展~たぬしまことことこOICさんぽ~」と飛与田さん

来年度は今年度同様、春に「いばらき×立命館DAY」、秋に「Asia Week」を開催予定。また映像学部、情報理工学部がOICに移転し、新棟が開設される。さらに2025年に開催される大阪・関西万博に向けた機運醸成や、連携先である多様な企業の出展など、今年以上のにぎわいが見込まれる。飛与田さんは最後に「更なる盛り上がりをぜひ楽しみにしていてほしい」と呼び掛けた。

(西澤、稲垣、竹内)

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