本学は12月23日、2021年度の授業実施方針を発表した。以下の6つ項目から、充実した学びを提供するとしている。
1 対面での授業を増やします
来年度は対面とWebを組み合わせて実施する授業においても可能な限り対面授業の回数を増やすなど、キャンパス内で対面授業を受講する機会を増やすとしている。
2 シラバスで授業の実施方法を発信します
各科目の授業実施形態や、対面での実施予定回数が記載されたシラバスは2021年3月5日に公開予定だ。シラバスにはその他、感染状況が悪化した際に授業形態や成績評価方法を変更する場合はその変更内容も明記される。
3 2021年度はできる限りキャンパスの利用を継続します
感染状況が悪化し、キャンパスの入構が制限された場合であっても、情報環境、印刷設備、空き教室での自習等のキャンパス内の設備の学生の利用が認められる。キャンパス内の食堂・コンビニもできる限りービスを提供できるように関係機関と連携するとした。
4 教室内での感染防止対策の徹底
文部科学省の衛生管理マニュアルに基づき、教室内では1m程の距離を離した座席配置とし、すべての小教室に個人机を整備することで、教室内での感染拡大を防止する。さらに窓の開閉、自動換気による感染拡大防止をし、必要な設備改修をするとした。
5 多様な状況の学生に配慮した授業を運営します
様々な事情により対面授業に参加できない場合に、ライブ配信や講義動画のストリーミング配信などを用いてキャンパス外からも参加できるよう対応。具体的な方法については授業担当教員と相談しながら決定することとなる。
6 キャンパス内の情報環境を向上します
キャンパス内で安定的に無線LAN接続ができるよう、アクセスポイントの増強や自習環境での電源増設を実施。さらにキャンパス外でもWeb授業を受講できるよう、本学独自の安価な通信契約が提供される。
新型コロナウイルス感染拡大収束の兆しが見えないなか、本学は学生にどのような教育研究環境を提供すべきか、検討を重ねた。検討にあたっては、対面での交流や施設の利用など、キャンパス内での活動と感染拡大防止を両立させることに力点を置いた。同時に、様々な事情からキャンパスへの通学が困難な学生も授業に参加できる条件を維持することが大切だと考えた。
本学教学部長の森岡真史教授は「学生・大学院生の皆さんが置かれている多様な状況を引き続き考慮しながら、誰一人取り残さない、充実した学びを提供します」としている。
本学からの発表はこちらから
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