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パンサーズ またしても関学に阻まれる

 11月27日、関西学生アメリカンフットボールDiv.1の最終節である立命館大対関西学院大が万博記念競技場(吹田市)にて行われた。関学大は11月13日に関西大を破って、59度目の優勝を決めており、勝つか引き分ければ、単独優勝と、今年から1枠となった全日本大学選手権準決勝への進出が決まる。一方、この試合に本学が勝てば、6勝1敗で本学と関学大、関大が並んで3校同時優勝となり、各校による抽選で、大学選手権出場校が決まる。本学の優勝が懸かる負けられない一戦であったが、関学大に6対10で敗れ、5勝2敗で3位となった。

試合前ハドル

 第1クォーター(Q)はインターセプトを許しゴールに迫られるも、関学大がファンブルしたボールをラインバッカーの坪倉拓未(スポ健4)がつかみ、本学がインターセプトを仕返す。しかしその後は両者譲らず0対0で終え、迎えた第2Q。関学大のクォーターバック(QB)の星野秀太からワイドレシーバー(WR)へのタッチダウン(TD)パスを許し、トライフォーポイント(TFP)も決められ、7点を先制される。しかし、第3Q、相手のファールが絡みゴール手前までボールを運ぶと、QBの庭山大空(経済3)が自らエンドゾーンに飛び込みTDを決め6点を返す。一気に逆転を狙うが決められず、追加点がなく1点差で第3Qを終えた。逆転を目指す最終第4Qには関学大にフィールドゴール(FG)で追加点を許す。その後はディフェンシブバックの西田健人(心理)がインターセプトを決めるも相手ディフェンスにQBサックを決められるなど、抑え込まれそのまま試合を終えた。

第4Qインターセプトを決め喜ぶ西田

 試合を終えて、今季就任した藤田直孝監督は「ディフェンスがゲームを支えてくれたからこんなタイトなゲームになった」と話し、「今年は4回生が中心となっていいチームが作れたと思うのでそれを継承していければ」と語った。

試合後、選手に語る藤田監督

今季途中から主将になった坪倉は、今年のチームについて「途中で主将が変わったり大変なことがあったが、後輩や同期たちがすごいエネルギーがあって、最後いいチームに恵まれたと思う」と振り返った。

試合を終え、整列する水谷

今季当初主将を務めた水谷蓮(経営4)は「しんどかったが、試合は楽しかったし、来年以降絶対に勝てるようになって下の世代が憧れてくれるチームになるようにこれからも貢献したい」と涙を流しながら語った。QBの庭山は来年に向けて「やってきた取り組みは間違っていなかった。何が正解かは分からないが、やれることはやりつくして来年この場に帰ってきたい」と前向きに語った。(井上)

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