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いばらき×立命館DAY2023 ~OIC EXPO~ 開催

5月21日、大阪いばらきキャンパス(OIC)にて「いばらき×立命館DAY2023」が開催された。本学と茨木市が共催する本イベントは、本学学生や地域住民、企業、団体が一堂に会する地域交流イベントだ。

新型コロナウイルスが5類感染症へ移行された影響で4年ぶりにキャンパスを全面開放し、入場制限を撤廃。コロナ禍が収まりつつあるなかでのイベントだが、館内入り口での検温や手指消毒などの基本的な感染症対策を維持しながらの開催となった。

当日は本学学生だけでなく、子ども連れから高齢者まで幅広い年齢層の来場があったといい、来場者数は21,000名を超えた。

茨木市在住のだという子ども連れの保護者は「パンフレットを見てこのイベントを知った。子どもに遊ばせようと思い来場した」と笑顔で話した。

ステージ前には大勢の来場者が集まる

本年のサブタイトルは「OIC EXPO」。2025年の大阪・関西万博に向けて学生・教職員が関わり合い、機運を高めることをテーマとしている。本イベントでは大阪・万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子氏らによる「五感で楽しむスペシャルライブ」をはじめ、本学学生で構成される万博学生委員会による「民族衣装とポストカード作りを通して 異文化体験in OIC」や「参考書無料譲渡会」といったブースなど、大阪・関西万博を見据えたさまざまな企画が見られた。

「参考書譲渡会」で持ち寄られた参考書

また、学生・自治体・企業などにより合計152もの企画が催され、体験企画や展示、ステージ企画に参加する来場者は盛り上がりを見せた。

企画のなかでは、来年度OICへ移転する映像学部・情報理工学部の新棟の概要も披露された。建設中の新棟の見学や、VRを用いた棟内のバーチャル体験が実施された。株式会社竹中工務店(大阪府)の永井務(つかさ)さんは「9階建ての建物で、1・2階は市民との交流、2・3階は教室、4〜9階では吹き抜けを活用し、いろんな学部の活動が見通せるようになっている。大学の研究を学外に積極的に発信し、市民や社会と共にいろんなものを生み出していけるキャンパスを目指している」と話す。

建設中の新棟と企画ブース

地域企業の出店ブースも賑わいを見せた。

日東電工株式会社(大阪府)は、粘着テープや液晶テレビに使われるフィルムなどを主に生産している企業。「子どもたちに、あまり人の目に触れない製品に実際に触れて知ってもらうこと」をテーマに粘着テープを用いてカレンダーを作成する企画を実施した。

粘着テープを使いカレンダーを作成する様子

OICを拠点とする学部の新入生が運営する模擬店・縁日企画も盛況をみせた。

ヨーヨー釣りの縁日企画を運営していた学生の一人は「看板づくりなど苦労したこともあったが、これを通してクラスの絆はより深まったと思う」と話した。

ヨーヨー釣りを楽しむ様子

イベント運営に携わったOIC地域連携課の山本貴之さんは「このイベントでは地域交流の促進や新入生のクラス形成・課外自主活動への動機づけなどを大事にしている」と語る。

また山本さんは「市民はもちろん、学生の皆さんもこのイベントの主役になってほしいと思っている」と話し、本イベントを仲間づくりや出展(出店)を通じて仲間との『協働』の大切さを体感し、今後の学生生活を有意義に過ごすためのきっかけと位置付ける。最後に山本さんは学生に対して「充実した学生生活を送るためには、時間を無駄にせずに仲間と切磋琢磨しながら、色々なことに挑戦することが大切である。それらの経験を経て、自身が思い描く未来や夢を実現するための知識や教養、技能、社会性などを身につけてほしい」とメッセージを送った。(稲垣)

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