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びわ湖疎水船 就航再開から5年を迎え

2018年におよそ70年ぶりに運航を再開したびわ湖疏水船は、京都の新たな名所としての地位を確立しつつある。びわ湖疏水船は第一琵琶湖疏水のうち大津・三井寺~京都・蹴上間約7.8キロを運航する春秋限定の観光船だ。琵琶湖疏水は、明治初期に大幅に減少した京都府の人口増加に対する政策として竣工したという歴史を持ち、2020年には近代化の象徴として日本遺産に指定されている。

さらに今年3月からは琵琶湖までの延伸を目的として、クラウドファンディングを開始したという。返礼品には一般乗船延伸便に先立って乗船する権利や疏水沿線でのロケ撮影経験が豊富な俳優として活躍する船越英一郎さんのサイン入りポスターが用意されている。

京都市上下水道局の前田真望さんは、びわ湖疏水船の魅力について「疏水を水路の視点から見ることができ、京都というまちについて違った見方ができるようになります」とした。また今年3月に京都府亀岡市で発生した保津川下り船転覆事故を受け、疏水船の安全性について「春秋の運航前に毎年エンジントラブルや落水を想定した運航訓練を十全に行ったうえでお客様を乗せた本格運航を行っております」と述べた。

びわ湖疏水船運航中に様子

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