関西学生野球連盟の秋季リーグの第1節、立命館大対関西学院大の1回戦が2日にわかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われ、本学が7-0で勝利した。試合は2回生捕手の加藤優翔(産社2)が2本塁打4打点と大活躍。秋のリーグの初戦を白星で飾り、優勝にむけて本学は幸先の良いスタートを切った。
まだまだ残暑が厳しいなか、今年も関西学生野球の秋季リーグが幕を開けた。
試合は初回から動いた。1回の表、一死走者無しの場面。表悠斗(産社4)が引っ張った打球は、快音とともに左翼席へと運ばれ本塁打。本学が先制点を獲得し、試合の主導権を握った。
打線はその後、相手の失策により1点の追加点を得ると、5回表には8番打者の加藤が一死走者無しの場面から左翼席へ打球を運び本塁打。6回表にも1点を追加し、関学大とのリードを4点に広げ、投手陣を援護した。
投げては本学先発の谷脇弘起(産社4)が好投を見せた。鋭く縦に曲がるスライダーを武器に、初回を三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せると、以降の回も関学打線を抑えて6回無失点。重要な開幕節の1回戦で、エースは役割を果たしてマウンドを中継ぎに託した。
5回に本塁打を放った加藤だが、9回にも再び本塁打を放った。
四球と安打で一死2、3塁となった場面。ここで打席に立った加藤は、1ストライクから高めの速球を捉えて今度は左中間席へと打球を運んだ。2本塁打の大活躍に、加藤は試合後「バッティングはオープン戦の時から好調だった。結果的に2本打てて嬉しい」と笑顔を見せた。
谷脇がマウンドを降りてからは、7回に小林大成(産社3)、8回に遠藤翔海(産社2)、9回に荒井豪太(産社3)が登板。それぞれ無失点で関学打線を封じ、試合を締めた。
本学は4人の投手の無失点リレーと、3本の本塁打により7-0で勝利。毎年、苦戦を強いられる秋リーグ戦の開幕節を快勝でスタートした。
後藤昇監督は試合後、加藤の2本塁打について「今日はまぐれですよ。たまたま上手くはまりました」と厳しくも愛ある言葉。継投については「中継ぎ陣の調子がいいので、谷脇を早めに下げました」と話した。
次戦は本日3日、関学大との2回戦がわかさスタジアム京都にて行われる。
(松尾、井上、井本)