10月16日、立命館みらい保育園が2024年春入園希望園児の募集を開始した。本園は2017年に本学リサーチライフサポート室が学生、教職員を対象に行ったアンケートで学内保育園を希望する声が多く上がるなど機運の高まりを見せ、男女共同参画推進施策として、2018年に設立された企業主導型の保育園。現在、衣笠キャンパスとびわこ・くさつキャンパスにそれぞれ付設されている。
園児が少人数であることを生かし密着した丁寧な保育を理念に掲げ、職員の全員が保育士資格を所持しており、これは企業主導型保育園の配置基準を超える割合だという。また、留学生を含む学生の子供も受け入れており、宗教の教義に則した食事メニューの提供や数時間単位で園児を預かる一時保育、そして講義スケジュールに合わせて送迎ができるなどの点が特徴。
本園について本学園人事課の中本洋樹課長は「学内に保育園があることで学生や教職員が教育、研究と子育てを両立できるよう支援することができ、女性の活躍を推進するという意味で大きな意義を持つ」と評価する。一方、課題として知名度の低さを指摘。年に二回開催されている園内見学を兼ねた案内会に訪れる人はいまだ少数だという。中本さんは「今後、利用者のニーズを調査し、ホームページでの広報や育児中の留学生支援にも一層注力していきたい」と語った。
(大池)