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立命大 優勝へまっしぐら

対関大1回戦で最終回1点差に詰め寄った場面。たとえ劣勢でも、 立命大ベンチの雰囲気は明るい

2015年5月号より

 

中軸打線が奮起 

 

立命大の勢いが止まらない。5月23日からの対同大「立同戦」を残して、全大学に勝ち越した立命大。2季ぶりの優勝に大きな期待がかかる今季ここまでを振り返る。

立命大は今季、投手陣はさることながら、5番の古川の打率3割9分5厘(5月11日終了時点)に代表される、中軸を含めた打撃陣の好調が続いている。

4月11日の開幕戦は対関学大。同点に追い付かれながらも、延長十一回、立命大の古川が「打った瞬間は入るとは思わなかった」というサヨナラ本塁打で勝利。上々の滑り出しとなったものの、次戦では惜敗した。

 

18日、19日には京大に連勝。打撃陣の猛攻により2試合で16得点を挙げた。

5月2日からは関大と対戦したが、初戦はエース桜井が崩れ2対3で敗北。しかし立命大の後藤昇監督は「負けてもベンチの雰囲気はすごく良い」と言ったように、その後は7対1、4対0と快勝。特に2回戦では今季、存在感を高めている1回生の辰巳が満塁本塁打を放つなど、特に打撃陣が光った一戦だった。

また関大戦からは4番に山足が定着。それまで1番での起用が主だったが、打率が4割(5月11日終了時点)と非常に好調なのも相まって「打線を引っ張っていってもらえれば」と監督は期待する。

雨天順延となっていた対関学大3回戦は7日行われ、立命大は6対0で完封勝利。立命大先発の西川大地が3勝目を挙げ、現在リーグトップの防御率0・66(5月11日終了時点)としている。

休む間なく9日からの対近大戦は勝ち点3同士の対決。立命大としては3試合で負け越せば優勝は絶望的になり、初戦から連敗すれば目前で優勝を決められる厳しい状況だった。

1回戦、立命大の先発は2回生で次のエース候補の東。8回2失点で投げ切ったが、打線が沈黙し完封負け。しかしその後は2対0、6対1で勝利。優勝に向け大きな前進となる勝利になった。

(阪田裕介、佐藤和志)

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