文化・芸術

劇団月光斜 卒業公演 戦国×SFファンタジー

立命館大学新演劇研究会・劇団月光斜が25日〜27日の3日間にわたって2024年度卒業公演「月を悉(しっ)す」を行う。場所は本学衣笠キャンパス学生会館1階小ホール。

今年創立56年目を迎えた劇団月光斜は、衣笠キャンパスで活動する学生演劇サークル。ダンスや殺陣(たて)を用いたエンターテインメント性の高い劇が特徴で、照明やスピーカーなどの機材に力を入れている。年間で4回公演を行っており、1公演の準備に約2カ月の時間をかけているという。また、公式ユーチューブチャンネルでは、過去の公演を配信している。

同公演の舞台は戦国時代。羽柴秀吉が天下統一を成し遂げる前のもう一つの物語。戦国時代の枠にとらわれないSFファンタジーを展開する。

同公演の演出・脚本を担当する水無瀬融(みなせとおる)さんは、「学生劇団の域を超えた量と質の殺陣アクションに注目してほしい」と述べた。

新型コロナウイルス禍では活動が制限され、映像配信による無観客公演を余儀なくされた劇団月光斜。コロナ禍前は年間約2000人の集客があったという。同公演のコンセプトは「まだ見たことのない景色を全員で見よう」。学生会館小ホールを未だかつて無いほどの超満員にし、その達成感を全員で分かち合うことが目標だという。

水無瀬さんは「演劇でしか得られないエネルギーや活力がある。『誰でもどんなひとでも楽しめる舞台』をもう一つのコンセプトとしているので、演劇をまだ知らない人たちが少しでも興味を持つきっかけになってほしい」と期待を寄せた。

料金は無料(カンパ制)。25・26日は午後1時と午後6時30分、27日は午後1時30分開演と3日間で合わせて5回上演される。公演時間は120分を予定。(八木、吉江)

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