全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)が26日、宮城県仙台市で開催された。今大会は全国から 25校とオープン参加の東北学連選抜チームの合わせて26チームが出場し、6区間、38・0キロで争われた。雨が降りしきる中、2年連続12度目の優勝を狙う本学は、1位の城西大学と1分45秒の差で総合5位という悔しい結果となった。
一斉にスタートした出場校の選手たち=立命スポーツ編集局提供1区は序盤、太田咲雪(スポ健3)が先頭の名城大学の細見芽生の背後を追いかける。そのままペースを落とさず走り続け2位をキープし襷(たすき)を繋いだ。太田は20分55秒の区間新記録を獲得した。
2区の佐藤ゆあ(スポ健1)が襷をトップと3秒差で受け取る。トップの城西大学の兼子心晴を追いかけるも、大きく離されてしまい3区に襷を託すときには2位を名城大学の大河原萌花に譲り13秒差、3位で次に襷を託した。
襷を受け取った3区、山本釉未(スポ健2)は追い上げを目指す。城西大学の大西由奈と激しく争い、3位を大西に譲るが、4位、2秒差で襷を繋いだ。山本は昨年主将であった村松灯の区間記録18分45秒を破り、18分35秒で区間新記録を獲得した。
杜の都駅伝に初出場の森安桃風(経済2)は、4区約5キロ地点で名城大学の石松愛朱加と大東文化大学の平尾暁絵に抜かれ、5位で主将の土屋舞琴(スポ健4)に襷を託し、悔しい表情を見せた。
森安から襷を受け取る主将の土屋=立命スポーツ編集局提供5区の土屋は4回生の意地を見せ、一気に追い上げ、35秒差あった名城大学を第5中継所ではほぼ同時に到着し、池田悠音(食マネ2)に襷をつないだ。しかし、名城大学の村岡美玖に大きく引き離され、4位となった東北福祉大学の小林日香莉と1分11秒の差をつけられ、5位でフィニッシュ。
ゴールテープを切る池田=立命スポーツ編集局提供女子陸上競技部を代表して柳井綾音(食マネ4)は、「今回は悔しい結果になってしまったが、その思いを後輩のみんなには来年につなげてほしい」と選手たちに思いを伝えた。富士山女子駅伝に向けて、主将の土屋は「もう1回、1から強い立命館を作っていきたい」と意気込みを見せた。
静岡県富士宮市、富士市で12月30日に行われる富士山女子駅伝に、本学は出場する。
(室山、小牧)
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