充光館供用開始 「社会共創と研究の場」目指す
本学衣笠キャンパスで改修工事を行っていた充光館の供用が、4月から始まった。充光館は多様な人々、地域、団体との連携を促進し研究を拡張する「社会共創と研究の場」の実現を目指す。
充光館は2023年度まで映像学部の基本棟として使用されていた。デザイン・アート学部、デザイン・アート学研究科設置に伴う施設整備事業の一環として再整備され、竹中工務店(大阪市中央区)が施工を担当。25年8月から26年2月にかけて改修工事が行われた。

充光館は、各フロアの機能に合わせて異なる空間のテーマを設定。地下1階は制作場「Atelier(アトリエ)」や、タブレット端末と3Dプリンタを備えた「Digital Studio(デジタル・スタジオ)」を中心に、制作に没入できる創作のフロアを目指す。

アトリエには、クリエイティビティーを刺激するため武蔵野美術大の内装を参考に作った机と椅子を配置する。

1階は交流のフロアとして、屋内外を連続するデッキを介し中央広場との一体利用が可能な「DA Gallery(デザイン・アート・ギャラリー)」や、交流を促進する場「Creative Lounge(クリエイティブ・ラウンジ)」など開放的なつくりとなっている。

このほか、2階、3階は教員研究室「Lab(ラボ)」 や交流の場となる共用キッチン「Kitchen Lab(キッチン・ラボ)」が設けられ、研究のフロアとしての役割を果たす。

改修工事を担当した学校法人立命館の真鍋誠さんは、充光館の特徴として「壁を設けず、部屋を区切らずの、がらんどう空間」を挙げる。使い手が学ぶ環境に合わせて自由に手を加えられるよう既存の壁をなくし可変性のある内装仕様に仕上げた。

実際に4月から新棟を利用しているデザイン・アート学部の中山郁英准教授は、ガラス張りの研究室について「ポジティブな印象」と話す。その上で「オープンになっている方が人を招き入れやすい。また、共用の場の設置によりコミュニケーションが発生するのは、とてもいいことだ」と語った。
25年12月には「学びと制作の場」をコンセプトに、デザイン・アート学部が使用する新棟の建設が始まった。新棟の運用開始は27年4月を予定している。

(矢野)
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