10月25日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)にて、関西学生野球連盟秋季リーグ第7節、伝統の立同戦の第2戦が開催された。試合は立命館大が3-1で同志社大に勝利した。また、秋季リーグを立命館は2位で終えることとなった。
試合は序盤から動き出す。1回裏、先頭の桃谷惟吹(産社1)の中前打や3番三宅浩史郎(産社4)の右前打で一死2、3塁のチャンスを作ると、5番榮枝裕貴(文4)の右前適時打で2点を先制した。3回裏には三宅の今季第1号のソロ本塁打が飛び出し、リードを3点に広げた。
投手陣は早めの継投により、8回まで5人の投手で同志社打線を1点に抑えた。9回は昨日に続き、エース有村が登板し、三者凡退で試合を締めた。
試合後、2点適時打を放った榮枝は、「まっすぐに自然に反応できた」と自身の打席を振り返った。
主将の橋本和樹(産社4)は「立同戦は大学の威信をかけた対決なので勝ちたかった。今季は2位という結果で悔しかったが、陰で応援してくれた人の存在はありがたかった」と応援してくれた人への感謝を見せた。新型コロナウイルスの影響で開催自体が危ぶまれた秋季リーグ。立命館は2位で終えることとなり、優勝を逃した。選手はその悔しさを胸に抱えながらも、次の世代に優勝への思いを託した。