本学のキャンパス間シャトルバスの学生運賃が4月1日より一律150円となった。また乗車チケットは5枚綴り回数券のみ販売されていたが、同日より1枚でも購入可能となった。昨年度までは課外自主活動を目的とした利用以外は1回の乗車につき300円としていたが、学生の声などを受けて統一に踏み切ったという。なお、教職員が利用する場合は引き続き500円となる。
キャンパス間シャトルバスは本学衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパス間をそれぞれ約70~80分で結ぶ。開講期間中の平日は1日4~5便運行されており、他キャンパスでの課外自主活動、正課に参加する学生が主に利用している。
BKC学生オフィスの山本貴之さんは運賃を統一した背景として、学生から運賃を安価にしてほしいという要望があったこと、キャンパス移動における新型コロナウイルス感染リスクが公共交通機関利用時よりも低いこと、利用者のさらなる増加を目指していること、の3点をあげる。「今年4月の利用者数は新型コロナウイルスの影響により、2019年度比で約23%。シャトルバスはキャンパス移動の際に乗り継ぎをする必要がなく人流を避けられるため、もっと利用してほしい」と呼びかけた。
また新たな取り組みとして、乗車予約システムの導入が10月より予定されている。現在、乗車は先着順だが「列に並んでも混雑時は乗車できない」といった声が上がっている。本システムは利用者の分散を主なねらいとしており、4限終了後や最終バスの混雑解消が期待される。加えて山本さんは、より学生のニーズに合う停留所の設置やルートの変更を検討しているとした。
シャトルバスは、新型コロナウイルスに対する本学の行動指針(BCP)のレベルが3以下である場合は予定通り運行される。ただBCPが4に引き上げられた場合は、対面での課外自主活動が停止されることから、バスの運行も停止する予定だという。(石渡)
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