12月5日にニューヨークのアポロシアターで行われたダブルダッチの世界大会であるNDDL Holiday Classicで、立命館大学ダブルダッチサークルFusion of GambitのチームAlfredが優勝を飾った。同チームは10月9日にカルッツかわさき(神奈川県川崎市)で行われたダブルダッチの学生大会となるDouble Dutch Delightでも優勝しており、Alfredは世界と日本での二冠を達成した。
ダブルダッチは2本の長い縄を用い、縄の中でダンスやアクロバットを行うスポーツ。ダブルダッチのパフォーマンスにはさまざまな技術が求められる。ダンスやアクロバットが完璧にできたとしても、縄の中での動きは鈍くなってしまう。縄の中での動きを完璧に近づけるためにAlfredは日々練習を重ねてきた。その結果、Alfredは2012年度に同サークルのチームM.A.Dが打ち立てた歴代最高得点に並ぶ、93点でDouble Dutch Delight優勝を飾った。
またAlfredはチーム全員が2回生であるが、メンバーの都合上、今のメンバーで活動できるのは今年度で最後となる可能性が高かったという。そのため2回生での世界と日本の二冠達成は結成当初からの悲願であった。武庫川女子大に所属するAlfredのメンバー、谷口亜由子さんは優勝について「言葉が通じなくとも私達のパフォーマンスがさまざまな国の方達に伝わったことは本当にうれしい。この経験を生かし、今後も精進していきたい」と語った。
また京都橘大に所属するAlfredのメンバー、福間天友さんは優勝までの歩みについて「なにかひとつの目標があれば、労力や時間をどれだけ注げるかが結果につながってくると思う。夢が現実になるように努力した結果が今回の優勝につながった」とコメント。
谷口さんは「『NDDL Holiday Classic』に参加するまでに、多くの方々に応援していただいた。本当にたくさんの人の手助けがあったからこそ、ここまでやってくることができたと思う」とこれまでを振り返った。
Alfredは大会に参加する上で発生した費用の多くが自費であることから、12月31日までクラウドファンディングを実施している。