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完全オンラインが半数 立命館大学が秋学期授業形態の比率を公表

教学部は秋学期開始時点に集計した授業形態の比率について説明を行った。全学部・研究科における7638の授業のうち、「主に対面で行われている授業」がゼミなどの小集団科目を中心に25%、「対面とオンラインの併用」が27%、「オンラインのみで行われている授業」が48%であった。ただし、併用する授業については、対面とオンラインの実施回数の比率はさまざまである。

学部ごとの比率について、教学部は「学部によって対面授業とオンライン授業の割合にはばらつきがある。各学部の特性と授業形態を切り離して考えることはできないため、学部ごとの授業形態の比率については公表を差し控えたい」とコメントした。

授業形態決定までの道のり

教学委員会(学部・研究科の教学担当者の全学会議)では6月の中旬から7月末にかけて、秋学期の実施形態について検討が重ねられていた。すべての授業を対面で行うことが難しい状況ではあったものの、可能な限り対面授業への出席機会を提供するという方針を決めた。その上で、各学部・研究科において「授業規模」「教室条件」「科目の性格」「受講生の属性(留学生が多い、など)」などを授業ごとに総合的に勘案。それを基に「対面とオンラインのどちらを主とするか」「対面とオンラインをどのように組み合わせるか」といった議論が行われ、最終的に各授業の実施形態が決定された。受講生の数が多く密集が避けられない教養科目や、発声・発話が必要となる語学の授業は感染拡大防止のため全面的にオンライン授業とした。反対に、少人数で行われるゼミや実習授業に関しては基本、対面で行う方針を固めた。

学内クラスター発生時の対応

本学は11月5日、びわこ・くさつキャンパス(BKC)に所属する学生複数名が新型コロナウイルスに感染していることを発表した。本事案の影響を受ける学部の対面授業はすべて中止され、休講やオンライン授業への変更の措置が取られた。学内クラスター発生時の対応について、教学部は「濃厚接触者などを確認し、必要な範囲でオンライン授業への移行などの感染拡大防止策を講じる。感染者の発生にはその都度対応しつつ、キャンパス内の活動をできる限り中断させないよう取り組んでいきたい」と話した。(波多野)

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