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フジバカマで匂い袋作り 植物を通じてコミュニティを広げる

12月14日、本学衣笠キャンパス末川記念会館講義室101にて、小学生を対象に、絶滅の危機にある植物「フジバカマ」を活用したオリジナル匂い袋キーホルダー作りが開催された。企画には小学生ら56人(小学生32人、保護者24人)が参加。学生たちに教わりながら、オリジナル匂い袋キーホルダーを作り上げた。

子どもたちは学生による説明を熱心に聞いていた

企画は、本学学生・教職員や京福電気鉄道(京都市)の社員、地域住民が取り組んでいる「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」の一環。この企画に先立ち、11月23日にはフジバカマを煮出して染める草木染体験が行われ、本企画ではその布を使用している。

企画では、乾燥させたフジバカマの葉を薬研(やげん)などを使ってすりつぶし、匂い袋につめた。また、匂い袋には学生と嵐電沿線フジバカマプロジェクトのメンバーでデザイン会社を経営している地域住民が協力して誕生したプロジェクトオリジナルキャラクター「フジバカマン」のスタンプなどを押し、世界に一つだけの匂い袋をデザインした。

参加した子どもたちは手や薬研を使ってフジバカマをすりつぶした

参加した小学2年生と4年生の兄弟は「スタンプを押す作業と、薬研を使ってフジバカマをすりつぶす作業が楽しかった」と感想を語る。

完成したオリジナル匂い袋キーホルダー

今回の企画には、サービスラーニングセンターの学生コーディネーターや「シチズンシップ・スタディーズ」の受講生など、学生20人が参加。今回の企画を主導した学生コーディネーターの楯岡正大さん(産社2)は「子どもたちの笑顔を見ることができて、とてもうれしい」と喜びを語った。

子どもたちに説明をする楯岡さん(右)と向井さん(左)

「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」の企画は、今回で本年度最後となる。来年度以降の活動について、学生コーディネーターの向井徳真さん(法2)は「今後も普段の生活に使えるような身近な品物を通じて、フジバカマの存在を広げていきたい」と意気込んだ。

(篠原)

記念写真に収まる参加者

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