12月1日より本学図書館が利用者に向けた新サービスを実施した。
返却期限を超過する図書の延滞防止を目的として、返却期限の4日前の夜に、大学のメールアドレス宛に期限を知らせる通知が届くようになる。14日間の期間で貸出可能な学部学生等が主な対象。校友や地域住民はメールアドレスを登録している利用者のみとなる。
図書館での返却期限の通知システムの在り方はこれまでも変化してきた。以前は返却期限日を記載した紙のレシートを自動貸出返却機で発行していたというが、2017年からは学生の利用実態に即して、携帯しているスマートフォンから確認できるようにMyLibraryの画面を刷新、紙のレシートの発行は取りやめられた。今回の変更は図書館アンケートから学部学生の声を拾い上げた形で、メールによる通知の日数設定も図書館アンケートの意見を参考にしたという。
2022年に文学部自治会が行った学部内向けのアンケート結果によれば「返却期限前の通知」を求める項目について、回答者の70%以上が実施を求めており、このアンケートからも新サービス実施について学生の関心の高さがうかがえる。
今後利便性向上に向けさらなるアップデートは予定されているかという問いに対して立命館大学図書館利用支援課は、今は新たに示せるものはないとしながらも「今後もシステムをより使いやすく便利にする取り組みを行っていく。学生の皆さんもご要望があれば図書館アンケートで意見や要望をよせてほしい」と呼びかけている。
今回の変更の影響については「メールで通知しても、読んでいただかないと意味がない。図書館に限らず、大学からのメールは必ず一読するように気を付けていただきたい」と学生自身への心がけを求めた。
現在本学図書館では1月6日より本学学生を対象に2022年度 図書館利用実態調査（アンケート）を実施している。回答期日は同月の27日まで。
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（奥野）
