全国都道府県対抗女子駅伝競走大会が新型コロナウイルスの影響で中止になり、代替試合となる京都女子駅伝・中長距離競技会が1月17日にたけびしスタジアム京都(京都市右京区)で行われた。本学女子陸上競技部からは5000mに御﨑舞(経済3)、高安結衣(経済2)、小林朝(スポ健1) 、西原愛華(スポ健1)、曽根野乃花(食マネ1)の5名が参加した。
女子陸上競技部長距離パート主将の飛田凜香(スポ健2)は「毎年楽しみにしていた都道府県女子駅伝が中止となり残念だったが、このような状況下でも大会を開催してくださることに感謝の気持ちでいっぱい。本大会は新チームになって最初の大会なので、チームに勢いがつけられるレースができるように練習してきた」と本大会への意欲を込めた。
5000m1組目に登場した曽根は13人中9位でフィニッシュ。先頭に食らいついていく走りを意識したが、前半から先頭集団を追えず苦しいレースとなった。「目標タイムに全く届かなかった」と悔しさをにじませた。「長い距離を走れる選手になりたいので、そのために1日1日の練習や生活をもっと大切にしていきたい」と今後の目標と課題を語った。
5000m2組目に登場した高安は粘り強い走りで中盤に順位を上げ、12人中4位だった。
しかし順位については、記録会ということで特に意識していなかったという。「今日の走りを自分のスタートだと思ってこれから努力を積み重ねていきたい。トラックで実績を残して駅伝で立命館の優勝に貢献する走りがしたい」と先を見据えた。
5000m3組目には御﨑、小林、西原の3名が登場した。
西原、小林は中位集団で競り合いながらレース後半を迎えた。3000m付近で小林が集団から抜け出し、小林は6位、西原は9位でゴールした。序盤から先頭を追いかける展開となり、小林は「納得のいくレースではなかった。駅伝ではチームのために最後まで諦めずに走れたが、個人戦となる今回のレースは、駅伝よりも勝ちたいという思いに欠けていた」とトラックレースの難しさを痛感した。
西原は「自分が思っていたよりも走れなかった。実業団の選手たちにしっかりと食らいついて自己記録を更新できなかったことに力不足を実感した」と語りつつも「リラックスして気負うことなく積極的な走りができた」と精神面での手ごたえを感じた。
御﨑は、レース序盤から集団のペースについていけず、レース最下位に沈んだ。「今の自分の状態が確認できるレースだった。練習でできたこと、できないことがそのままレース展開でも結果としてもあらわれた」と悔しさを語った。
自己ベストから1分以上遅れる走りになったが「今の自分の力は出せた。これから、足りない部分の力をつけて戦えるようになりたい」と今後のレースに向けて前向きな言葉を口にした。
秋から冬にかけて全日本大学女子駅伝と全日本選抜大学駅伝が控えている。チーム一丸となって両大会での区間賞・優勝獲得を目指す。飛田は「どんな距離でも全員で自己ベストの更新ができるように基礎的なトレーニングを大切にし、チーム全体の底上げをしていく」と決意を示した。(矢沢)