商店街に子どもの居場所を
本学衣笠キャンパス近くにある龍安寺参道商店街(京都市右京区)のフリースペースで、子ども向けの企画を行っている学生団体FamiRy。子育て家庭を支え、子どもにさまざまな経験を提供したいという思いから活動を始め、3年が経った。

企画の主な参加者は小学校低学年の児童。未就学児の参加もあるという。企画内容は、家庭で行うのが難しそうなものや、季節を意識したものなど幅広い。過去にはスライム作りや、月見に合わせた団子作り、クリスマスリース作りを行った。材料や工程が危なくないか、子どもの視点になって考えることを大切にしている。
副代表の高見愛永さん(法4)は、ゼミで児童虐待などの子どもに関する社会事件を刑法の立場から考える。ゼミ選択の背景にはFamiRyの活動で子どもと触れあったことがあるという。
学部で地域福祉を学んでいる元山未乃梨さん(産社3)は、FamiRyの活動を「実際に地域へ入って行って人と関われる貴重な機会」だと話す。「子どもがもっと自由に来られる場所にしたい」。子どもにとってのサードプレイス(第三の居場所)を目指す。
現在、活動メンバーは4人。高見さんは「メンバーを増やし、子ども一人一人とより関われるようにしたい」と運営での目標を語った。
