立命館生活協同組合は3月4日、一部食堂メニューの価格改定を実施した。今回の改定では、①ライス・主菜・デザート類②丼類・トッピングカレー・セットメニュー・テイクアウト類③麺類④鯖の生姜煮・味噌煮―の計10品目にそれぞれ値上げが行われた。食堂メニューの価格改定は2023年3月に実施された値上げ以来。
同組合は主な要因として、ガソリン価格高騰に伴う物流費の高騰や、最低賃金の上昇を挙げている。専務理事を務める風折昌樹さんは、値上げの検討自体は昨年の夏から秋にかけて持ち上がっていたとしており「昨年度より節水や制服のリースなど衛生面や運営に支障がない範囲での経営努力を行ってきたが、今回価格アップをせざるを得ないと判断した」と述べ、利用者に理解を求めた。
一方、今回の値上げに対する主な利用者である学生からの反応は厳しい。1月16日に同組合の公式X(旧ツイッター)にて投稿された価格改定を発表するポストには多くの引用リポストがなされ、批判的な意見も多く見られた。
風折さんは今後の食堂運営について「現在、値上げ・値下げ共に予定していない。引き続き値上げすることなく組合員の皆さんに『健康的な食事』を提供できるように運営していきたい」としている。
(大池)