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他大学の講義履修が可能 大学コンソーシアム京都単位互換制度

公益財団法人「大学コンソーシアム京都」は1994年から「単位互換制度」を運用している。単位互換制度とは、学生が自分の所属していない大学で開講されている講義を履修し、そこで取得した単位を所属大学の成績として扱うことができるというもの。受講方法はオンライン、科目提供先大学での対面授業、大学コンソーシアム京都が位置するキャンパスプラザ京都(京都市大学のまち交流センター)(京都市下京区)での対面授業などさまざまで、京都府を中心とした近畿圏内にある40以上の大学の約400講義を受講することが可能。

大学コンソーシアム京都単位互換制度「事業概要」より引用(下記リンク)

京都の世界遺産を通して問題解決能力を育む「京都世界遺産PBL科目」は、特に参加学生から人気を集めており、本学は清水寺(京都市東山区)と協力した科目を二つ開講している。「京都の文化遺産とその保護〜清水地域の防災への取り組み」は、清水寺周辺でのあらゆる災害が起こった場合の対処について考える講義となっている。日本語を基準としない人々や観光客がいかに安全に避難できるかなど、地域住民以外のさまざまな視点から防災について検討を進め、改善点の提案を行う。

清水寺で行われている講義の様子(大学コンソーシアム京都提供)

「清水寺の△△の◯◯(良い点)を磨け!、もしくは□□□(困っている点)を救え!」はグループ活動を通して、清水寺の運営に携わる人々でも気付いていない特性や課題を洗い出し、提案に繋げていく。これらはいずれも夏期集中科目となっており、夏期休暇期間中に行われる。なお、この二つの授業は本学では通常講義として開講されているため、履修は学内の履修登録から可能。

その他に、京都市京セラ美術館(京都市左京区)や京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)で行われる「京都ミュージアムPBL科目」や吉野山(奈良県吉野村)・大峯山(奈良県天川村)での「修験学実践講座」など、幅広い分野の講義が開講されている。

大学コンソーシアム京都の津田悦子さんは、単位互換制度の魅力として他大学の学生と交流できることを挙げる。「学生同士の関わりは大学での学びにおいて必ず良い影響があるが、自分の大学だけでは実現しづらい。新しい出会いを求めてぜひ参加してみてほしい」と語った。

なお、本学の単位互換制度利用時の履修登録では春学期に1年分の単位登録が必要。今年度の登録期間は終了しているため、来年度の春学期履修登録で申請可能になる。
本制度について気になることがあれば、まずは以下まで問い合わせてほしい。
衣笠学びステーション/BKC学びステーション

(三好)

リンク集

大学コンソーシアム京都単位互換ページ
https://www.consortium.or.jp/project/tg/details

単位互換・京カレッジポータルサイト
https://tg-kyoto.consortium.or.jp/

単位互換Instagram
https://www.instagram.com/credit_transfer.consortium/

立命館専用単位互換情報サイト
https://www.ritsumei.ac.jp/pathways-future/consortium-rits.html/
 

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