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【関西学生野球】立命大 近大に先敗し崖っぷち

5回の決勝打。本塁生還には近大の必死さがにじんでいた

9日、関西学生野球春季リーグ、近大対立命大の1回戦が皇子山球場(大津市)で行われ、近大が2対0で完封勝利した。立命大は優勝に向け、絶対に負けられない近大との初戦を落とし、土俵際まで追い詰められた状況となった。

きょうの立命大の先発は次代を担うエース候補の左腕、2回生の東。これまで各節の1回戦を任されてきた桜井は先週の対関大3連戦で2試合に登板し、疲労を避けるため後藤監督はきょうの先発を回避した。

8回を投げ切り、わずか2失点で大健闘の東

両大学とも、今季ここまで対戦した全ての大学に勝ち越し、勝ち点3同士での1試合目。それは投手戦となった。立命大は関大の伊波、倉田の継投策に完封負けを喫したが、対した東も8回を投げ切り2失点の好投。立命大の後藤監督も「東がしっかり投げきれたら1-2点で抑えられるだろうと思っていた」と不満はない。

 

しかし立命大は初回を除いて、三塁さえ踏めない状況で完全に攻撃を封じられた。

 

そんな中で監督が「近大の優勝への執着心を感じた」という、5回裏2死一、二塁、近大の1番小深田が放った決勝左前適時打の場面。この間、二塁走者が全力疾走で一気に本塁生還を果たした。

 

確かにきょうは、近大の勝利への必死さが立命大を上回ったともいえる。しかしあすからの立命大は先発の2枚看板、桜井、西川大地が控えており、このところ好調の打線にもまだまだ期待できる。

 

立命大はこの節を落とせば優勝が絶望的になるとはいえ、全く悲観的な状況でもない。チーム状態は投打ともに上々で、あすからの連勝の可能性は十分に高い。(阪田裕介、清水淳一郎)

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