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3キャンパス図書館特集 衣笠編

多くの学生が読書・勉学のために利用する図書館。各キャンパスの図書館を全3回にわたって特集する。第1回は、衣笠キャンパスにある平井嘉一郎記念図書館を紹介する。
学生ライブラリースタッフを務める村中夏海さん(文3)に、図書館がもつ特徴や魅力について話を聞いた。

寄付により開館 平井嘉一郎記念図書館

衣笠キャンパスにある平井嘉一郎記念図書館は、本学法学部経済学科を1940年に卒業し、ニチコン株式会社の創業者である平井嘉一郎氏の遺志を継いだ妻の平井信子さんの寄付により、2016年4月に開館した。
平井嘉一郎記念図書館がもつ特徴として、村中さんは個性的な内装を挙げた。「階によって雰囲気が異なっているのが珍しい。地下は照明が明るくカジュアルなフロアだが、階が上がるにつれて重厚感のある落ち着いた印象をもつ」と語る。階ごとに異なる椅子や机から、それぞれの階がもつ雰囲気を楽しめるという。
図書館には、複数人での学習ができる「ぴあら」を始めとした学生が図書館で快適に過ごすための設備が用意されている。なかでも平井嘉一郎記念図書館特有の設備として「PCロッカー」がある。学生証をかざすと自動でノートパソコンを借りることができる。ノートパソコンは館内のみで利用が可能だ。また「カシダスゲート」とは、ゲートを通る際に自分が借りたい本と学生証をかざすことで貸し出し手続きが完了するしくみである。

図書館の利用方法として、村中さんは「図書館のなかで自分のお気に入りの場所を見つけて、読書や自習の時間を快適に過ごしてほしい」と語る。また資料を探す際は館内に設置されている検索用のパソコンを使ったり、レファレンスカウンターで相談したりできる。現在はパソコンがZoomで図書館職員につながっており、画面に向かって呼びかければオンラインで職員が対応を行う。

平井嘉一郎記念図書館

 

平井嘉一郎記念図書館の1階フロア

学生ライブラリースタッフになったきっかけ

村中さんに、学生ライブラリースタッフになったきっかけを聞いた。
「本が好きで、小学生のころに自分が住む地域の図書館で司書体験をする機会があった。そこから本のあるところで働きたいと考えるようになった」と自身がライブラリースタッフをするに至った経緯を語った。
「学生ライブラリースタッフにはいろいろな人がいる。自分のように本が好きだというきっかけで働いている人もいれば、図書館という建物がもつ雰囲気が好きだという人もいる。『学生』という視点から図書館をよくしていくのが私たちの役目だと思うので、どうしたら図書館をよりよくできるかを積極的に考えられる学生と一緒にライブラリースタッフとして活動をしたい」と語った。

笑顔で取材に応じる村中さん

新入生に向けて

最後に村中さんは新入生に「ご入学おめでとうございます。新入生向けの企画を考えているのでぜひ参加して図書館のことを知ってほしい。コロナで不安も大きいと思いますが、充実した大学生活を送ってください」とメッセージを送った。
(坂口)

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