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「知のとりで」の役割果たす 立命館大学図書館 事前申込制で本の貸出を再開 郵送サービスも実施

立命館大学図書館は5月11日から事前申し込みによる本の取り置きサービスを開始する。対象は立命館大学に在籍する全ての学部生、大学院生、教員、研究系職員だ。

事前に予約した図書資料を図書館カウンターで取り置き、衣笠キャンパス、朱雀キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパスの図書館で貸し出すとしている。

利用する際は、図書館ホームページから「MyLibrary」にアクセスし、予約したい図書資料と受け取る図書館を申請する。メールの通知を受け取ったあと、図書館カウンターで学生証または教職員証を提示のうえ、貸出予約した旨を伝えれば受け取ることができる。そのほか、雑誌など、貸出のできない資料については、申し込みをすれば、館内で指定の複写機を使ってセルフコピーをすることができる。なお、書架で資料を探す、閲覧席で自習をする、カウンターでの利用相談、セミナールームなどの施設利用はできない。

また、既に対象を学位取得を目前とした学生に限定して実施していた図書資料の郵送サービスについても、全ての学部生、大学院生が利用できるようになる。「MyLibrary」から予約すれば、各キャンパスの所蔵資料を1回あたり10冊まで借りることができ、日本郵便が提供する荷物運送サービス「ゆうパック」にて利用者に発送される予定だ。実家に帰省しているなどの理由で図書館に行くことが難しい人の利用を想定しており、発送・返送の際にかかる費用は全て大学が負担する。

貸出上限冊数は通常通り大学院生100冊、学部生20冊となっている。また、どちらのサービスを利用する場合も館内利用、貸出中など一部貸出不可の資料がある。両サービスの実施期間は、5月11日から当面の間だ。図書館が通常開館となった場合は、あらかじめ案内した上で段階的に終了するとしている。

現在貸出中の資料、および本サービスを使って貸し出される資料は、本サービスの実施期間終了時まで返却期限が延長される。具体的な返却期日についてはサービス終了時に発表される予定だ。実施期間中に返却する場合は、来館して自動貸出返却機で返却手続きを行うか、「ゆうパック」にて送付する。

図書館は政府の緊急事態宣言を受け、キャンパス入構禁止となったことで、4月8日から休館状態が続いていた。これまでにレファレンスサービス・利用相談をオンラインで受け付けたり、新たに電子書籍を購入したりするなどオンラインでの利用者サービスを提供してきた。今回の取り置きサービスの開始により、紙の本を手に入れたいという需要に応える形でサービス拡充を図る。現在もキャンパス入構禁止は続いているが、感染予防対策を講じた上で、限定的に一部の教育・研究施設の利用を認めるという法人危機対策本部の方針のもと、今回のサービス開始に至った。

利用者には、図書館を訪れる際にマスクを必ず着用することや体調不良の場合に来館しないことを呼び掛け、図書館での滞在時間を最小限度にするよう促す。また、図書館で作業する職員もマスクを着用するなど感染防止を徹底する。

図書館の運営に関わる松原洋子副総長は「図書館の『知のとりで』としての役割を果たすため、できることから始めることにしました。学生数が多い大学としてはチャレンジになりますが、利用者の皆さんのご理解とご協力をお願いします」と呼び掛けた。また学生に対しては「一人で本という未知の世界に向き合う経験は、一生ものになります。今こそ本を読みましょう」とエールを送った。

(堀ノ内・鈴木・石井)

図書資料の郵送サービス(対象者拡大)と、事前予約による取り置きサービスの開始について

 

*本記事は、Beyond COVID-19 supported by RIMIXとの協力でお届けします。

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