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Beyond COVID-19:Sustainable Week実行委員会が6日間のYouTube Liveイベントを実施 メンバーにロングインタビュー

「SW LIVE」と称して、5月1日から6日にかけてSustainable Week実行委員会(SW実行委員会)のメンバーが、様々なゲストを招いてトークセッションを行う様子を、ZoomとYouTube Liveを用いて配信するオンラインイベントを開催した。期間中、計22回のライブ配信が行われ、現在はアーカイブから一部の動画を視聴できる。

本記事では、企画・運営に携わったメンバーにプロジェクトを振り返ってもらうロングインタビューの様子をお届けする。(Sustainable Week Live公式サイトはこちら

(堀ノ内)取材日・5月9日

インタビュー参加者

北元柊人さん(SW LIVE総合企画責任者・政策2)
西野日菜さん(理工4)
中西優奈さん(生命4)
多田圭吾さん(映像2)
中島綾香さん(経済1)

(以下、敬称略)

SW LIVEを実施しようと思ったきっかけは何ですか。

北元:僕がSW実行委員会に入ったのは3月末のことですが、以前からつながりがあった方とBeyond COVID-19(ビヨンド・コロナ)の企画として、オフラインだからこそできることはないかなと考えていたんです。
企画書を書き始めた当初は、Zoomで色々なテーマの部屋を作り、参加者がそれぞれ好きな部屋に入って自由に交流できる空間を作ろうと考えていました。でも、企画書を提出してみると「ZoomでこじんまりやるよりYoutubeで配信したら面白いのでは?」という意見をいただきました。ちょうど、高校生などにSDGsの取り組みをYoutubeで伝えたいとも思っていたのもあって、やってみようと思いました。YouTubeなら、誰でも手軽にアクセスできますしね。

どういう人に動画を見てもらいたいなどのターゲット設定はあったのですか。

北元:厳密にこれだというターゲットは絞っていませんでしたが、例えば今学校に行けていない高校生や大学生、特に大学生になりきれていない大学生、というのは新入生のことですが、そういった人たちに大学生活の一部を共有できる場という意味で届けたいと思っていました。

SW LIVEの中でも色々な企画がありましたが、それらはどのように作り上げていったのでしょうか。

北元:もともと、何かしらを伝える場所や機会が欲しかったという人が僕の周りにいて、そのつながりを活かして、この人とこの人に対談してほしいというのがあったのが1つです。それに加えて、知り合いの知り合いからつながりが増えていくこともありました。SW実行委員会のなかで自分のプロジェクトを立ち上げている人がいるので、それぞれが得意とする企画がさまざまな人たちがつながって、「自分はこういう発信をしたい」といったように巻き込む形で企画が出来上がっていきました。

企画の中で、学校法人立命館・仲谷善雄総長が出演された配信があったと思うのですが、どういう経緯でオファーすることになったのですか。

北元:SW実行委員会の委員長の「総長が来たら面白いかも」との声を受けて、総長が出演することは話題性にもなるし、YouTubeといった媒体で総長の声を聞けることはなかなかないと思いました。普通のイベントでも総長にプライベートに近い内容を聞ける機会はないですしね。実現できるかわからないけれど、SW実行委員会が過去にイベント等で総長とご一緒したつながりを活かして、ダメ元で企画書を送ってみました。そしたら「ぜひやりましょう!」というお返事をいただいて、出演を快諾いただきました。

中島さんは、入学した直後でありながら総長と話すことになったけど、どうだった?

中島:すごく緊張しましたが、総長の話も先輩の話にもとても共感して、自分にも経験として活かしたいなと思いながら聞いていました。

6日間のタイムスケジュール

北元:ちなみに最初、総長以外の出演者は中島さんしか決まってなくて。僕の出演が決まったのは、前日の企画を受けて、企画の見直しをした後でした。というのも、直前に実施した配信を活かして、登壇者が多いほうがコンテンツとして見ごたえがあると気づき、出演者の層も厚くし、人数を増やすことにしたんです。本番直前ギリギリまで、シナリオ制作や擦り合わせをしたりとかなりバタバタではありました。

なるほど、反省点をすぐ反映させたのですね。

北元:はい、配信は期間中、昼と夕方に行っていたのですが、各回ごとに短スパンで前回の反省点を次に向けて活かし、毎度アップデートしていった感じです。おかげでSTAY HOMEのほうが忙しくて充実した日々になりました(笑)。

各企画の中でファシリテーターや司会として出演された中西さんは、実際に企画を回してみていかがでしたか?

中西:企画を回すのに関しては、台本があったので苦労することは少なかったです。でも、もっと臨機応変にできたら楽しかったかなと思います。配信の終盤で、全体のまとめをするところでは、あらかじめ各出演者の発言をメモしたものを参考に、自分の思ったことをありのままに言うことにしていました。

企画を振り返っての感想をお聞かせください。

北元:最初は企画倒れになるかもと思ったし、直前まで何度もやり直しするし、不安もあったけど、その中でやり切ったことに達成感があったし楽しかったです。やってみたらできるんだという実感もわきました。もちろん仲間の協力があってできたことですが、こんな大きな企画が自分でもできるんだと。YouTubeのチャンネル登録者数が、15人から始まったのが今では250人と、数字で成果がわかったのも嬉しかったです。

中島:私は企画をこなす先輩の姿を見て、同じように自分もそんな力を身に付けたいと思いました。先輩は、後輩に教えながら自分の仕事もしっかりしていて尊敬しました。

西野:学校はないし、課外活動もできない人が多いというそんな中で、自分たちの動画を見た人が「こういう考えがあるんだ」「こういう人がいるんだ」って知ってもらい、勢いが広まっていくことを目標にしていました。だからこそ、事後に行ったアンケ―トで、私たちが目標としていた感想を持ってくれる人が多くてよかったです。「こうなりたい」「やりたいことに向き合って考えたい」「勇気をもらった」などの前向きな姿勢に嬉しく思いました。

多田:動画編集をするときデータが飛んでしまうハプニングがあったりして、不安もあったけど結果的に、映像で多くの人の心を動かせたのかなと思いました。動画制作の形で携われて、楽しかったです!

今のコロナの状況下で、学生に発信したいメッセージはありますか。

北元:誰かにしかできないと諦めてしまうのではなく、全員に特性があると思っています。何かやりたいけど踏み出せない人に対して「動き出そうよ」「やってみたらできるよ」「できないことはないよ」と伝えたいです!

中島:私は活動は早くから始めるに越したことはないと伝えたいです。

今後の展望はありますか。

北元:はい、これで終わらせたくないと思っています。YouTubeにあるSDGsの関連動画って、概要の説明が多くて、あまりリアリティがないと思うこともあるので、そこを改善して、動画の制作を続けていきたいです。今月中にチャンネル登録者数1000人を目指して頑張ります!それくらいの人に見てもらえるようなコンテンツにします。

 

立命館大学Sustainable Week実行委員会

国連が掲げた地球規模でのSDGs(持続可能な開発目標)の解決を、様々な分野で活動する学生たちが、その活動内容や専門性を活かしながら、大学だけでなく地域社会を巻き込んだプロジェクトを行っている学生団体。2017年に日本初の学生主体のSDGs体験型イベントとして「Sustainable Week 2017」を開催する実行委員会として発足した。立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)を中心に、学生自身が時代・社会・ひとが刻々と変化する未来の持続可能性について考え、マイプロジェクトとして表現する機会を学生自らの手で創出している。

Sustainable Week LIVE公式サイトはこちら▶https://sustainableweek.org/sustainable-week-live

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