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新2回生に向けた新歓イベント「Second Signpost」、オンライン上で開催

4月5日、バーチャル空間「FrontieR」にて、新2回生を対象にしたイベント「Second Signpost」が開催された。本イベントには、4月当初の対面授業再開に向けて、学生生活の再出発を切る新2回生を課外活動の面からも歓迎する意が込められている。また、概して新入生向けと考えられる新歓が今年は2回生向けでもある、と形を持って示すことも目的とされている。「入学式を経て、大学の門をくぐった新2回生を次のステップである課外活動の場まで導く。言わば道標のような存在」と話すのは開催に携わった吉田龍太さん(文2)。

「Second Signpost」とは…

「The Signpost」内で紹介される平井嘉一郎記念図書館(衣笠キャンパス)

企画は主にキャンパス紹介PVである「The Signpost」と吹奏楽部によるパフォーマンス映像の上映の2つから成り立っている。「The Signpost」はイベント全体の発案者である宮島悠帆さん(映像2)他、映像制作に長けた学部生によって、衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス(BKC)、大阪いばらきキャンパス(OIC)を巡りながらわずか1週間で作成された。また吹奏楽部は「となりのトトロ」「メリーゴーランド」「宝島」の3曲を披露し、新2回生をもてなした。当日は想定していたよりも多くの集客があり、盛況のうちに終えることができたそう。

企画の背景

今回のイベントの対象である新2回生自身が運営をしていることについて、宮島さんは「バックボーンにあるやらなければいけない理由については当事者が一番理解している」と語る。しかし、企画書を書く上で各学部自治会の委員長や副委員長の知見、またBKCやOICの事情を知る人のサポートも必要となり、徐々に上回生も交えての活動になっていったという。元はバーチャル空間での入学式を開催する方向で考えられていた同企画は、紆余曲折を経て今回の形になった。最終的な決定に至るまでに作成された企画書は13枚にも及び、連日連夜遅くまで会議が重ねられたそうだ。吉田さんによると「企画として迷走していたところもあったが、道標というテーマが決まったことで実体を持ち始めた」とのこと。
広報面では学部生が利用するmanaba+Rでのお知らせの掲載やFrontieRの告知動画内で宣伝をするなど、多くの人の目に留まるよう工夫がされた。FrontieR内での開催については「VRSNS」の話題性を利用する意図もあったという。
およそ1ヶ月半にも及んだ今回の活動を終え、宮島さんは「他学年の人に納得してもらえるような企画書作りが特に大変だった」と当時を振り返る。また、オンライン空間で行われたイベントを前例に、次へ繋がることに期待を込めた。

メッセージ

最後に吉田さんは「かつての日常を経験できていないからこそ持てる視点は決して無駄ではない。これからも発揮できれば」と、また宮島さんは「去年できなかったことを含め、オンラインで見えてきた課題ではなく、可能性に目を向けて欲しい」とメッセージを残した。(佐野)

FrontieR
オンライン上でイベントを開催できるプラットフォーム「cluster」内に設立される、本学のキャンパスを模したバーチャル空間

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