立命館大学は5月21日「オンライン授業の受講環境整備のための支援金」について、支給方法の詳細を発表した。
この支援金は、総額25億円の「新型コロナウイルス禍に対する学びの緊急支援」の一環であり、Webを活用した授業実施となることに伴って学習・通信環境を整備することの負担を軽減するための支援策。立命館学園で学ぶ全ての学生・生徒・児童48,580人が対象であり、一律3万円が支給される。
今回発表されたのは、立命館大学生向けの給付案内だ。
支給に当たり、学費案内文の送付先住所に、支援金の振込口座を入力するための案内が送られる。留学生については、同様の案内がメールで送られる。案内送付は5月下旬を予定している。その後入力した口座情報の点検作業が行われた上で、確認の取れたものから順次振り込みが行われるとしている。
その他にも、学校法人立命館は新型コロナウイルスの影響で家計が急変した学生に対する支援策を発表している。アルバイト就労ができなくなる、家計急変により当面の学園生活が困難となる立命館大学・立命館アジア太平洋大学の学生に対しては、月額3万円・最大3ヶ月間を支援する「家計急変等経済支援策」も行われる。これらをあわせて、対象者には最大で12万円の支給が予定されている。
ー以下、5月22日に追記
「家計急変等経済支援策」についての詳細が5月22日に発表された。支援金は月額3万円、3ヵ月分である9万円を一括給付する。本学の学部・大学院の正規課程に在籍する者のうち、新型コロナウイルス禍の中でアルバイト就労ができない、就労時間が減少したことによって、アルバイト収入が大幅に減少した場合と新型コロナウイルス禍の中で家計が急変し、仕送りが大幅に減少した場合の両方またはいずれかに当てはまる人が対象になる。対象者には留学生も含まれ、採用人数は本学在籍者の10%程度としている。募集要項・申請方法は5月末ごろ発表される予定だ。
新型コロナウイルス禍に対する学びの緊急支援について 学校法人立命館
【新型コロナウイルス】総額25億円 学びの緊急支援策を発表 立命館の学生・生徒5万人対象