2025年度自治委員・自治会役員選挙の投票が21日に始まった。投票は、昨年度と同じく学内アンケートシステム「RISING―FDC」を利用して行われる。
自治委員・自治会役員選挙は本学学友会の6本柱の一つである選挙運動の一環として行われる。
自治委員は、各学部自治会が実施する自治委員会に参加し、多様な学生の意見や要望を自治会の活動に反映する役割を担う。また、各学部自治会自治委員から選出された自治委員は、代議員として、全学自治会の最高議決機関である代議員会の議決権を持つ。
自治会役員は、委員長・副委員長・会計の三役職によって構成され、学友会の最高議決機関である中央委員会において議決権を有する。
自治委員・自治会役員選挙にて問題となっているのが投票率だ。2013年に51・6%を記録して以降、徐々に下降している傾向にあり、昨年度は13・7%という結果に終わった。回生別投票率では、1回生が32・9%だったのに対し、2回生が11・2%、3回生が9・1%、4回生以上が3・7%。上回生における投票率の確保が課題となっている。
そうした中で、自治委員・自治会役員選挙を取りまとめる中央選挙管理委員会(中央選管)は、解説動画の作成やポスターの掲示、授業の冒頭に選挙に関する説明や投票を行うなど、広報活動に取り組んでいる。

中央選管の委員長を務める三井葉菜さん(生命3)は、自治委員選挙を行う目的として「自治委員は学部の代表。自分の意見を安心して預けられるような人を学生自身で選ぶことに意義がある」と話す。本学学生に対して、「選挙の投票が学友会に関わる第一歩だと感じている。手軽に投票できるのでぜひ参加していただきたい」とコメントした。
投票期間は27日まで。選挙結果の公示は6月2日に行われる。
(八木)