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アフターコロナに向けて助走を―本学留学プログラムの今

新型コロナウイルスの流⾏を受け、本学国際教育センターは2019年度長・短期プログラムの中止や早期終了、2020 年度出発の長・短期海外留学プログラムと2021 年度春出発の交換留学プログラムの渡航中⽌を決定した。今年度、留学先からの途中帰国を要請した学⽣には費⽤の一部支援や次年度派遣への振替措置、⼀部オンラインでの代替がされた。例年、本学国際教育センターは単位取得や異文化体験学習などを⽬的とした多種多様な海外留学プログラムを実施している。派遣先の国・地域は全世界に広がっており、英語圏はもちろん中国語圏や韓国語圏、ヨーロッパ言語圏などの初修語を使って学べるプログラムもある。これらは全学部⽣が対象となっているが、その他に各学部が実施する海外留学プログラムもある。

コロナ禍の留学プログラム

今年度、渡航を中止したプログラムのひとつとしてカリフォルニア⼤学デービス校(UC Davis)とのプログラムがある。同校には約10年にわたり学生派遣を続けており、本学にとって特別なパートナー校である。今年度のプログラム中止が決まった直後から、同校と共同でオンラインでのプログラム開発に取り組み、2021年2月~3月の約4週間の「立命館×UC Davis“Global Online Study”」を開講する運びとなった。本プログラムでは、海外の大学での学習に必要なアカデミック英語を学び、さらには SDGsについて、UC Davisの教員や有識者によるオンライン授業が提供される。また、オンラインでの学習のみに留まらず、同校の学生等との共修、交流の機会を準備している。これまでの海外留学で経験できる学習や体験を、オンライン上でも可能な限り体現し、学生に学びの機会を提供できるようUC Davisと協働し、プログラムを開発してきた。

オンラインで行われたASEANで学ぶ国際PBLプログラム

またオンライン留学プログラムの取組とは他に、教職員による海外留学支援企画・相談会企画として7月に「Re Think → Re Act 留学・国際交流~スタートアップWEEK~」、11月には「オンライン・留学プログラム説明会ウイーク」を実施した。⾐笠国際教育センターの濱崎義朗さんは「留学に⾏けなかった学⽣の留学への関⼼を保ち、さらに新たな層から申し込んでもらう狙いがある」とした。特に海外留学に関する相談対応は、従前は対面でのみ実施してきたが、この間メールやZoom等を活用したオンラインでの対応に切り替えている。また「海外留学に関する FAQ」サイトを立ち上げ、学生が国際教育センターに問い合わせをせずとも、自己解決できる環境を整えた。
中川涼司国際部長によれば、来年度の交換留学について、現段階では渡航するという前提で募集が進んでいる。開催が確実とは⾔えないが、こうした前向きで⼿厚い取り組みの結果、次年度派遣に振替となった学生と新規応募者で例年通りの⼈数が集まって来ている。しかし、渡航できない可能性もあるため、各種のオンライン留学も準備されている。このようにオンラインで従来のものに近づける措置が多く取られているが、リアルタイムとなると時差やネット環境の⾯で障害がある可能性があるため、2021年度の交換留学に関してはオンライン留学中に10 単位を上限に本学の授業も受けられるような特例措置も考えられた。

中川涼司国際部長

その他の取り組み

本学では国際教育センターの他にも各キャンパスのBeyond Border Plaza(BBP)で海外留学や国際交流に関する取り組みが展開されている。今年度は春学期から、BBPの活動拠点をオンラインに移し様々な企画が実施されており、たくさんの⼈が参加している。濱崎さんは「コロナ禍で物事がうまくいかない状況がたくさんあるなかで留学においても悔しい思いをした⼈がたくさんいる。そういう⼈たちにも今できるグローバルな体験をしてもらうべく企画をしているのでぜひ参加してほしい」とコメントした。

 

アフターコロナの留学に向けて中川国際部長は「海外留学の派遣が再開したときを見据えて語学力を高め、海外留学の派遣条件となるGPAを保つのはもちろん必要だが、それに加え実りのある留学を⽬指して何のために留学するのか、⾃分⾃⾝のモチベーションを整理しておいてほしい。またダイバーシティーへの理解を深めてほしい」と語った。(佐野)

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