関西学生野球連盟春季リーグの最終節、立命館大対同志社大の第2回戦が26日にわかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われた。試合は2―3で敗戦。本学は白星を挙げることなく、全敗で春季リーグを終えた。
春季リーグは”得点力不足”が課題であった本学。試合は2回裏、西野啓也(産社2)のタイムリーで1点を先制すると、3回裏には竹内翔汰(経営4)にタイムリーが飛び出し2-0とし、本学がリードする試合展開となった。
先発は長屋竣大(産社4)。前節の京大戦で復帰を果たしたエースは4回3分の2を無失点で抑えて試合をつくるもアクシデントが発生し、無念の途中降板となった。
その後、5回表に1失点を喫し、2-1で迎えた8回表、守備陣の連続エラーによって同志社の1塁走者に本塁生還、打者には3塁まで進塁を許した。続く打者に犠牲フライを打たれ、同志社が勝ち越し。試合は2ー3でゲームセットとなり、今季の立同戦は2連敗で勝ち点を落とす結果となった。
チームは最下位になったものの、主将の竹内は打率3割3分3厘で春季リーグ首位打者に輝き、ベストナインに選出された。しかしリーグ戦全体を振り返って「勝ちにつながっていない以上、まだまだ力不足。持ち味である長打があまり出なかったのが、チームとして勝ち切れなかった要因だと感じている。秋はこれ以上、数段上の力を出していきたい」とコメントした。
片山正之監督は「勝ちたかった」と第一声。本試合について「長屋がアクシデントで降板してから、バタバタと点を取られる展開だった。第三、第四のピッチャーを育てていかないといけない」と振り返る。チーム状況では「課題は一貫している。(春季リーグの)エラーは記録上2つだけと守備面は良くなっているが、ピッチャーは長屋と有馬以外は球が高い、バッティングはフライを上げる選手が控えに多い。特にバッティングはスタイルを変える位までやらないと、また同じことの繰り返し」と総括した。
片山監督は最後に「ここから3ヶ月、死に物狂いで練習をやっていく。開幕また見に来てほしい。変わったところをお見せしたい」と秋季リーグに向けた力強い言葉を残した。
(中村、小林、吉江)