下宿生アルバイト余儀なく 京滋私大調査 「生活費」、1日657円
本学を含む京都と滋賀の四つの私立大学の保護者を対象に行われた調査で、下宿生の「生活費」が1日あたり657円と、10年連続で1000円を下回っていることがわかった。授業料負担が「重い」と回答した保護者は95・1%にも上り、教育費負担が家計を圧迫している現状も判明した。
「京都私立大学公費助成推進会議」が実施したアンケートを、京滋地区私立大学教職員組合連合がまとめた。今回で38回目。本学のほかに、京都橘大、同志社大、龍谷大に通う学生の保護者が対象で、4847人が回答した。
新入生への仕送り額の平均は昨年より少し 減少して7万7562円。家賃の平均である5万7836円を引いた1日あたりの「生活費」は657円となった。「生活費」は過去最高だった1995年度と比較して約3割まで落ち込み、学生がアルバイトを余儀なくされている現状がわかった。
教育費について「全額借入」「一部借入」と回答した家庭は合わせて25・4%にも上った。そのほかに「返済義務のため」奨学金を利用しないと回答した家庭は28・4%だった。
自由記述では「授業料と奨学金がしんどい」「家賃や仕送りの負担が大きく、借金が増えるばかり」
「家計が急変し、子どもに負担をかけてしまっている。生活費を稼ぐためのアルバイトの影響で成績が下がり、奨学金を止められてしまった。大学をやめなければならないかもしれない」といった声が多く寄せられた。
組合連合会の佐々江洋志・書記長は「教育費負担の厳しさを大学として正面から受け止めてほしい」と求めた。その上で「個々の大学の努力では限界がある。現状の制度では不十分だ。国に対して支援制度の拡充や私大助成の増額などを求めていきたい」とした。
(星野)
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