京都を拠点にする狂言の一門・茂山千五郎家の特別ステージが1日、本学衣笠キャンパスの以学館で開かれた。披露される軽妙な演技に、客席からどっと笑い声が上がった。

「蝸牛(かぎゅう)」では、主役(シテ)の山伏を、千五郎さんの次男で、本学総合心理学部に在籍している茂山虎真さんが務めた。主人は、三男で立命館宇治高の茂山鳳仁さんが、太郎冠者は、長男で本学映像学部の茂山竜正さんが演じた。滑稽な様子の演技に、子どもも楽しんでいた。

またシテの太郎冠者を茂山千五郎さんが演じる「清水」の上演もあった。

茂山さんは公演後、「狂言は古典芸能の中でもかなり分かりやすい。これを機に、古典芸能や芸術・文化に興味をもっていただければありがたい」と話していた。