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《大阪北部地震》いばらきキャンパスで床や天井落下 研究室など物が散乱

階段と床のジョイントにずれが生じている=OICにて18日午前撮影(読者提供)

6月18日朝、大阪府北部を震源としたM6.1の大阪北部地震が発生した。この影響で、震源地に近い大阪府茨木市にある立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)は地震発生後から6月24日まで学生・一般の方の立ち入りが禁止され、一部施設の復旧および建物の安全確認を行っている。

本学は19日、OICにおける被害状況を発表し、復旧活動を行っていると明らかにした。なお、立命館大学における学生・教職員の人的被害は確認されていないという。

大学側は「学生の皆さんがOICで安心して学習やクラブ・サークル活動に専念できるよう、教職員は引き続き安全確保を行い、復旧活動を進めていく」としている。

天井の塗装がはがれ、下に落下している=OICにて18日午前撮影(読者提供)

OICの建物の被害については、A棟内の建物と建物をつなぐエクスバンションの破損が各階で数箇所発生、階段と床のジョイント部分がずれる被害が各階で発生している。また立命館いばらきフューチャープラザ(B棟)にある本学図書館では、約5割の書籍が棚から落下する被害があった。

このほか、ガラスのパーティションの破損が1箇所、天井の落下が各階で数箇所、照明落下が数箇所、それぞれ発生しているという。

A棟8階にある若林研究室。棚から本などが落ち、物が散乱してしまっている=19日午後撮影(総合心理学部提供)

OICでは、研究室内の棚から本などが落下し、物が散乱してしまうなどの被害が発生。総合心理学部の岡本研究室では、書架が倒れてドアが開かない状況となるなど、復帰に時間がかかっている。

また総合心理学部2回の学生は「一人暮らしの家で物が散乱して、片付けにも時間がかかり学業どころでない」と話した。

OICでは教職員が26日からの授業再開に向け、備品の点検や片付けなど復旧作業が進んでいる。

(フォトギャラリー)OICの被害の現状。床のずれや天井の落下などが発生している=6月19日撮影(大学提供)

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