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《大阪北部地震》OIC、25日から授業再開 大阪モノレールも23日全線開通へ

 

天井が落下するなどの被害が発生したOIC(大学提供)

大阪府北部を震源とし、最大震度6弱を記録した大阪北部地震。立命館大学は、地震による被害で、立ち入りが禁止されていた阪いばらきキャンパス(OIC)での授業再開を6月25日からとすると発表した。

OICは地震が発生した6月18日から24日まで一般の方や学生の立ち入りを禁止し、一部施設の復旧および建物の安全確認を行っている。大学の発表によると、建物・施設設備等の点検・安全確認が完了し、復旧の目処が立ったため、週明け25日より授業を再開する。

 キャンパスの立入制限は26日午前8時に解除し、一般の方のキャンパス利用も再開される。なお、安全管理上、一部立ち入りを制限する箇所もあるとし、キャンパスを利用する際は、掲示物や大学関係者の指示に従ってほしい。

OICの建物の被害については、A棟内の建物と建物をつなぐエクスバンションの破損が各階で数箇所発生、階段と床のジョイント部分がずれる被害が各階で発生している。また立命館いばらきフューチャープラザ(B棟)にある本学図書館では、約5割の書籍が棚から落下する被害があったという。

このほか、ガラスのパーティションの破損が1箇所、天井の落下が各階で数箇所、照明落下が数箇所、それぞれ発生している。

大阪モノレール23日に全線開通へ

大阪北部地震の影響で運転見合わせとなっていた大阪モノレールは、6月22日13時に彩都線が全線運転再開となった。残る大阪モノレール本線の南茨木~門真市間も6月23日に運転再開を予定している。

大阪モノレールは地震の影響で、万博記念公園駅・南茨木駅で分岐器が故障するなどの被害が発生。本線(大阪空港~門真市間)と彩都線(万博記念公園~彩都西間)が運転見合わせとなり、復旧まで本線は他社線との振替輸送、彩都線はバスによる代替輸送を実施していた。

6月20日に大阪空港~万博記念公園間で運転を再開した後、6月21日には本線の大阪空港~南茨木間が復旧。22日13時までに彩都線全線が復旧した。

6月21日にはほとんどの分岐器の仮復旧が終了し、本線の南茨木~門真市間も6月23日に運転再開予定となったという。

復旧に時間を要したことに関して、大阪モノレールを運行する大阪高速鉄道は同社ホームページで「モノレールの線路は上空にあるため、工作車(復旧作業をするための作業車)での作業しかできない」「落下物により、地上の人や車に被害を及ぼすことのないよう慎重な点検が必要」「地震後、電車線を停電させ、工作車により最寄り駅に停車しているモノレールの手前まで点検・修復し、作業を終えると一旦、工作車をバックさせ、モノレールを車庫に戻す作業を繰り返している」ことなどが理由と説明している。

なお、万博記念公園駅・南茨木駅など一部の駅では、エスカレーターやエレベーターが運転中止となっており、復旧に向けた修復を25日以降に行うとしている。

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