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キャンパス内盗難 危機管理の意識を高く

 2018年度は本学では3キャンパス合計で54件の盗難・紛失が発生した。学生が頻繁に、かつ長時間利用する図書館では計20件の盗難・紛失が発生しており、図書館はmanaba+R上で注意喚起を行った。2017年度の28件に比べて減少しているが、依然として盗難は発生している。このようにキャンパス内でも盗難に遭うリスクがある。

 

 

 

 

 

しかし、図書館内で盗難にあった実例は、財布やスマートフォンを机に置いたまま席を離れたり、それらの貴重品を机の上の目に見える位置に置いたまま居眠りをしたりするものなどである。これらは自身の不注意や貴重品管理に対する意識の低さが招いている。実例の中には、パソコンを机に置き忘れたり、財布をトイレに忘れたり、さらにはスマートフォンで机の場所取りをし、それを盗まれたケースもある。これは図書館内に限らず、食堂でも手荷物やスマートフォンで席取りをしている学生が見受けられる。

学期末が近づき、図書館の利用者も増える(写真は衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書館)

 

図書館での盗難について図書館利用支援課の小中啓司さんは「衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書館は個の空間を重視し、独立性が高い。そのため、利用者が安心しきってしまい、盗難に遭ってしまうのではないか」と指摘する。

図書館では、貴重品管理について注意喚起をする館内放送や、利用者が多い定期試験前の1ヶ月間は館内を巡回する職員や警備員の増員などの対策を行っている。また、荷物を置いて離席をしていたり、居眠りをしていたりする場合は、机に注意喚起をするビラを置いている。取材時にもビラを置かれた机が散見された。小中さんは「図書館での盗難被害は本人の油断から起きる。貴重品の自己管理や自身の危機管理に対する意識をもってほしい」と語った。

財布などの貴重品に限らず、教室やラウンジに参考書などを置き忘れ、紛失するという事例も確認されている。

高校までとは違い、大学には自分専用のロッカーなどはない。自らの持ち物を管理するのは自分自身だ。(石井)

 

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