立命館生活協同組合(生協)は、レジ袋の有料化を7月1日から開始した。サイズにかかわらず値段は一律で、1枚5円となっている。
背景には、国がプラスチックによる環境汚染を抑えるため、全国の小売業者にプラスチック製買い物袋の有料化を義務付けたことがある。生協は、2019年10月からSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環として、希望者には無料で配布するものの、店舗でのレジ袋の配布は原則取りやめていた。
プラスチックゴミを削減し、地球環境への負荷を低減することを主な目的としたこの活動の結果、レジ袋の使用率はそれまでの42%(2018年度)から17%(2019年10月~12月)と大幅に減少した。有料化により、レジ袋の使用率はさらに減少することが予想される。
なお、支払われたレジ袋の代金は、環境保護の取り組みなどに活用される予定だ。
衣笠キャンパス・至徳館購買部の林伸幸さんは「生協を利用する際はエコバックを活用していただき、少しでも廃棄物を削減していきましょう」と利用者に呼びかけた。(波多野)