6月1日、学生無料のコワーキングスペース「Voltage」が京都市左京区の出町柳駅周辺に開設された。クラウドファンディングで集めた368万円と、銀行からの融資を受けたことで開設に至り、立ち上げから運営まですべて学生が行っている。
ワークスペースには、ドリンクやWi-Fi、PCやディスプレイなどが用意されており、学生へのサポートを充実させている。事業内容は、コワーキングスペースの運営が中心だ。さらに、学生へのキャリア支援や起業支援に加え、企業の広報支援などを提供し「熱狂=トキメク×ハマル×アガル」をキーワードに関西一のワークプラットフォームを目指している。
現在は新型コロナウイルス感染防止策として、オンラインイベントの開催やコワーキングスペースの座席数を削減するなどして運営している。
6月30日に開催された「オンライン学生団体交流会」では、さまざまな大学の学生団体メンバーが参加し、コロナ禍での団体活動についての課題などが議論された。
Voltage運営メンバーで本学学生の安田享右さん(文2)は、運営メンバーに加わったきっかけとして「1回生の終わり頃、カフェを創業しようと考えたが、実現するにはまだ厳しいと感じていた。ちょうどその時、Voltage代表の田中優大さん(京都大)とSNSを通して知り合い、田中さんのビジョンや理念に共感して、メンバーに加わった」と語った。
また、今後やりたいイベントとして安田さんは、本学の学生限定のイベントを挙げた。「起業したいが何をすればよいのか分からない学生に対して、起業家として活躍している方とのマッチングの場を作り、自己実現を果たすことのできるアクティブな学生を増やしたい」と意気込む。(池田)