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日本代表選出 京都サンガF.C.川﨑颯太インタビュー

京都サンガF.C.に所属する川﨑颯太(産社4)が、6月に開催されたキリンチャレンジカップ2023の日本代表に選出された。
山梨県出身の川﨑選手は京都サンガF.C.U-18に2017年に加入。トップチームへ昇格後、2021年は41試合に出場しチームのJ1リーグ昇格に大きく貢献した。今季にはクラブ史上最年少である21歳でキャプテンに指名され、プロ4年目にしてチームの主力を担っている。

プレー中の川﨑選手

-日本代表に選出された際の率直な気持ちをお聞かせください。
日本代表に選ばれるのはサッカーを始めた頃からの夢だったため、とても嬉しいが、驚きがほとんどだった。いきなりの選出で心構えができておらず、驚いた部分が大きい。

-日本代表に選ばれた要因をご自身ではどうお考えですか。
ひとつは、自分がパリ世代(2024年のパリ五輪を目指す世代)の選手の一人であり、日本で最もレベルの高い環境での経験を下の世代に持ち帰るように期待されたこと。
もうひとつは、京都サンガF.C.でキャプテンを務め、毎試合生きるか死ぬかの世界で食らいついていることが評価されたのだと思う。

-今回は負傷により代表として試合に出場することは叶いませんでした。そのようななかでの気持ちの変化はありましたか。
自分は別の練習メニューをこなしていたが、テレビでしか見られなかった他の代表選手のプレーを目の前で見ることができた。想像を上回るプレーを前に、自分の知っているサッカーの世界の狭さを感じ、もっと自分のサッカーを深めたいと感じた。

-日本代表の合宿を終えての感想をお聞かせください。
精神面的な変化が一番大きかった。自分の見据える未来が大きく開いたように思う。日本代表選手の多くはヨーロッパで活躍しており、彼らから話を聞くとヨーロッパでは16歳でビッグクラブに行くような選手もいる。21歳の自分はまだまだ若いと考えてはいけないということや、自分は今、勝負の時なのだという意識を持たなければいけないと決意を新たにした。

-川﨑選手のポジションはどのようなものですか。
ディフェンシブミッドフィルダーというポジションで、広域な範囲で守備に関わりボールを前につなぐ役割。京都サンガF.C.でのポジションはBB(Box to Box)といい、自チームのゴール前から相手チームのゴール前までがプレーエリアで、自チームのピンチのときにはゴール前を守りチャンスになれば相手のゴールまで点を取りに行くという役割だ。

-ご自身の強みは何ですか。
身長が172cmとそれほど高くないが、他の選手より体が小さいぶん相手の懐に入りボールを奪うことができる。また相手の次のボールを予測して奪い、攻撃につなげることもできる。

-後輩に向けてメッセージをお願いします。
これから就活などを経験していくと思うが、先輩との上下関係で悩んだとき自分のありのままの姿を理解してもらうことが大事。
自分もプロ1年目のときは、自分をさらけ出せずいい顔をしようとしてうまくコミュニケーションが取れなかった。だが素直に自分を出していくことで先輩と関わりやすくなった。自分を見せることを恐れなくていい。

(聞き手・森島)

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