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【特集】どうなる?学園祭-迫るリミット- 第4回 早稲田大学 日本一の学園祭 オンラインという選択肢

「Everybody Has Talent」ー今年度の立命館大学学園祭のテーマにはすべての参加者が自分らしく学園祭を楽しんでほしいという願いが込められている。しかし、その開催が危ぶまれている。春学期の卒業式や入学式などのイベントは中止され、例年学園祭に参加している多くの課外自主活動団体(サークルなど)も活動再開の目処は立っていない。
こうした状況の中、本紙は様々な視点から学園祭の在り方について特集する。

第4回では、早稲田大学のオンライン学園祭について、運営スタッフ代表を務める福島陽さんにインタビューを行った。

早稲田大 オンライン学園祭を開催決定

早稲田大学の学園祭「早稲田祭」。毎年450もの団体が参加、来場者は20万人を誇り「日本一の学園祭」との呼び声も高い。
今年は新型コロナウイルスの影響により対面ではなく「完全オンライン」の形態をとって11月7日と8日の2日間での開催が発表されている。
今回は運営スタッフ代表を務める福島陽さんに、早稲田祭2020にかける熱い思いを取材した。

早稲田祭2020運営スタッフ代表の福島陽さん

早稲田大学は、今年の3月に卒業式や入学式などの公式行事を中止に。この時点で既に、早稲田祭をどのように開催するかを協議していた。「完全対面、完全オンライン、対面とオンラインの併用と、想定されるすべての形態に対応できるように準備を進めていた」と福島さんは話す。
大学の協議の末、今年の7月3日に早稲田祭2020のオンライン開催の発表を決定し動画をリリースした。
早稲田祭の様子は公式サイトからYouTubeチャンネルを通して視聴ができる。各教室ごとにチャンネルを作り、それぞれの教室から配信が行われる。独自に作成した新型コロナウイルスに関するガイドラインに沿って実施される。
「複数の教室から同時に配信をすることで、実際に大学の至るところで企画が行われているような雰囲気を作りだすことが狙いだ」と語る。

リハーサルの様子

今年は224団体が参加を予定している。例年より数は少ないものの、初参加の団体も多い。
「メジャーなものからマイナーなものまで多種多様な企画が目白押し」と福島さんは期待を寄せる。

「学園祭の中止は絶対にしたくなかった」

新型コロナウイルスの感染拡大が与えた影響は大きく、現時点で学園祭の中止を発表している大学も多い。そんな中でも福島さんは「学園祭の中止は絶対にしたくなかった」と語る。「たとえ例年どおりに開催できなくても、早稲田祭を楽しみにしてくださっている方がひとりでもいらっしゃるなら、その方の期待に応えたいと思っていた。変化を前向きにとらえ、新たな挑戦をすることで、多くの人に活力を与えられたら」と、言葉に熱を込めた。できないことを嘆くよりも、できることを全力でやりたいという気持ちが強かったという。
そんな福島さんの思いは、今年の早稲田祭のテーマである「今、新たに」という言葉とも重なる。

早稲田祭2020のテーマとロゴ

「コロナ禍でも学生が頑張っていることを知ってほしい」

最後に福島さんは「オンラインでも学園祭を開催することで、コロナ禍でも学生が頑張っていることを皆さんに感じてもらいたい。この早稲田祭を、誰かが未来への可能性を見出せたり新しく何かを頑張ろうと思えたりするきっかけとなるようなものにしたい」と意気込んだ。

昨年度の早稲田祭の様子

取材を終えて

福島さんの、早稲田祭2020にかける並々ならぬ思いが伝わる取材だった。「中止にはせず、必ず何らかの形で学園祭を開催する」という「日本一」の看板を背負う学園祭としてのプライドや誇りがうかがえた。(坂口)

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