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立命館の万博参画「なぜ?」 クラゲ館協賛、「教育機関として」の意義強調

■「いのちの遊び場 クラゲ館」に協賛

大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するための「シグネチャープロジェクト」として8つのテーマを設け、各界で活躍する8人のプロデューサーが主導した8つの「シグネチャーパビリオン」が展開されている。

雨の中でも家族連れでにぎわう「いのちの遊び場 クラゲ館」=大阪市此花区・夢洲

STEAM教育者で音楽家の中島さち子さんもプロデューサーとして「いのちの遊び場 クラゲ館」を手がけた。シグネチャーパビリオンの中で、唯一「教育」を明確にテーマとして掲げている。STEAM教育=②=に力を入れている立命館と「ビジョンが合致」(大学関係者)し、パートナーとして協賛を決めた。

②STEAM教育 科学(Science)▽技術(Technology)▽工学(Engineering)▽芸術・リベラルアーツ(Arts)▽数学(Mathematics)――の5つの分野を対象とした統合的・創造的な教育。立命館では、学生・生徒の探究力や創造性を高め、イノベーション人材・創発性人材の育成を目指す中で、活用を進めている。
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「(万博は)本当にいろんな人と交われる貴重な機会だと思う」

立命館万博連携推進本部の事務局、OIC地域連携課の中野里美さんは、万博を通してさまざまな人と知り合い、交わることに利点を見出す。

万博会場に掲揚されている、参加する国や地域の国旗など。万博には、多くの国から来場者・出展者が集まる=大阪市此花区・夢洲

「協賛しているがゆえに、より多くの人と交われていると思う。そうした交わりの中で、多くの学びが得られる。刺激をたくさんもらえる機会だ」

実際、開幕に向けて定期的に行われていたクラゲ館の全体会議に「おおきに」の学生も参加した。意見を出す機会もあったという。

「学生や教職員の学びの機会であり、学びを発表する機会を得る貴重なチャンス。発表に向けて、自分たちで課題を見つけて、磨きをかけていく力を身につけていっている」

「万博はゴールではなく、あくまで一つのステップで、通過点。R2030につなげていければ」と意気込む。

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