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本学総合科学技術研究機構とヤマハ発動機株式会社 感動(KANDO)を科学する共同研究を開始

本学は、本学総合科学技術研究機構とヤマハ発動機株式会社が「感動(KANDO)を科学する」共同研究を開始したことを8月23日、発表した。本共同研究では感動を明確化・数値化・可視化・ブランド化することを目指す。

 本共同研究の立命館側代表を務める本学の伊坂忠夫副学長は「本学は学園ビジョンR2030のもと、新たな価値を創造する『次世代研究大学』と『イノベーション・創発性人材を生み出す大学』を目指すべき姿として掲げている。本共同研究では単なる共同研究としてだけでなく、社会共生価値の創出を目指して、ヤマハ発動機との協同で社会に実装できるレベルまで持っていきたい」と意気込む。

共同研究の内容について伊坂副学長は、感動という言葉の定義は難しく、それぞれの文化を背景としたときに「感動」を共通言語としてどう置くかという問題があるとする。その上で、まず心理研究グループとそこに内包される言語グループで「感動」の定義と尺度を定量的に掴めるものにすることからスタートし、生理研究グループ、脳科学研究グループ、さらには研究結果から「感動」を新たなサービスやモノづくりにつなげるブランディンググループの計4つのグループの連携によって研究を進めていくとしている。

伊坂副学長は大学が取り組む共同研究の将来について「大学が新しい種・素材を供給し、それが世の中に浸透していく。一方で研究成果を受信してくれる人がいて初めて我々の知恵は世のなかのモノづくりになったり、人の考え方に大きな影響を与えたりする。だからこそ研究成果を社会のさまざまなパートナーと共に的確に広めることが必要である。そして、これらを踏まえて研究から社会実装のプロセスを含めて教育にフィードバックしていきたい」と述べた。(川村・唐木)

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