2023年度秋季立命館大学・大学院入学式が9月25日に、大阪いばらきキャンパスにて実施された。本年度は学部生147名、大学院生173名の合計320名が新入生として入学し、新たな門出の日を迎えた。
式辞では、仲谷善雄学長が登壇し、本学の中長期計画であるR2030チャレンジ・デザインのタグライン「Futurize.きみの意志が、未来。」を新入生に紹介。「大切なことは、未来への意志を持つこと。これまでの常識や固定概念にとらわれることなく、むしろそれを疑い、未来のあるべき姿を探求する、皆さん一人ひとりの意志ある挑戦を大いに期待している」と英語で激励した。
また、新入生代表挨拶ではマーコフ・サラ・マリー(国関1)さんが登壇。20世紀を代表する文化人類学者であるマーガレット・ミード氏の言葉を引用し「未来のリーダーとして私たちは積極的な変化の最前線に立ち、持続可能な未来をもたらす行動の先駆者となる責任がある」と述べた。また、新入生に向けて「共に輝かしい未来へと出発しましょう。そしてお互いに支え合い、立命館大学、さらにはこの先の世界に自分の足跡を残しましょう」と呼び掛けた。
式典終了後には新入生が家族とともに、キャンパス内に設置されたフォトスポットで記念撮影をする姿が見られた。渡邊尚吾さん(GLA1)は「大学ではソーシャルスタイルという授業を受講し、特に環境について学びたいと思っている。楽しみつつ、良い成績も残していきたい」と学生生活への意気込みを語った。さらに式典に同席した渡邊さんの両親は「初めて家を出て寮生活を送るため、少し心配ではあるが頑張ってほしい」とエールを送った。
また台湾出身のセン・ブンシンさん(政策科学研究科M1)は「以前は別の大学に在籍しており、卒業後は台湾に戻る予定だった。しかし自分は政策に興味があって本学の政策科学研究科は9月から入学可能と知り、ここを選んだ」と入学動機を話した。そして「今日の入学式に参加して感動した。今日から大学院の2年間を計画性を持って過ごしたい」と目標を語った。(篠原、佐藤)