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【社説】感染対策を心がけ学園祭を成功へ

今年度は2年ぶりに学園祭が開催される。コロナ禍における初めての開催となるが、これを安心・安全な状態で成功させなくてはならない。なぜなら学園祭が学生文化を創出し継承させるために重要な場であるからだ。

2019年度はステージ企画として、ダンスや演奏、漫才などさまざまなパフォーマンスが行われた。また団体企画では、模型の展示や科学実験の実演など、手に触れて体験できる企画やバンドによるライブ演奏、落語の寄席などを実施。さらに日頃の研究成果や写真、絵画などの展示もなされた。こうした企画では、学生の取り組みの成果を多くの人に披露できる。しかし昨年度は開催が中止されたことで、そうした機会が奪われ、学園祭を「集大成」とする団体には特に大きな打撃となった。

また学園祭における各団体の成果発表は、参加者が活動に興味を持ち団体に加わるきっかけにもなる。これはサークル文化の存続という大きな側面を持つ。

このように学園祭は自らの手で文化を創出し、現存のサークル文化を存続させるための重要な場である。

また、今年度の学園祭の成功は、コロナ禍であっても学生主催の行事を安全に開催することができたという実績を示すことになるだろう。これは来年の学園祭など、今後の学生主体の全学行事へつながる重要な資産となる。

そして学園祭の成功には感染対策の徹底が不可欠である。三密回避や手指の消毒など基本的な感染対策を、運営側と参加者双方が確実に実施することが求められる。

多くの学生が集まることで気が緩み、羽目を外したくなるかもしれない。しかし、その行動が与えてしまう影響を考えてほしい。今年度の学園祭を安全に開催し、来年、そしてその先につなげることで学生文化を守ることができるのである。一人ひとりの小さな意識の積み重ねが何よりも重要だ。

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