本年度学園祭のスタートを切る衣笠祭典。本年度は衣笠キャンパス周辺の個人経営店とのコラボが決定しており、飲食物だけでなく雑貨や小物など様々な模擬店が並ぶ。学園祭実行委員会衣笠祭典委員長の檜垣菜都美さん(文4)は、衣笠キャンパスはびわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパスと比較し周囲を住宅に囲まれたキャンパスであると指摘。本年度は新型コロナウイルス感染症による制限が撤廃されたことに伴い、例年より多くの地域住民が来場すると予想し「学外とのつながりも大切にして、地域交流に生かしてほしい」と学生に期待を寄せる。
また今回の衣笠祭典ステージ企画ではステージごとにテーマが掲げられている。中央ステージでのテーマは「輝(かがやき)」。コロナ禍以前の活気を取り戻そうという思いから掲げられた。LEDパネルを活用した演出と各出場団体のパフォーマンスで「輝」を表現する。西側ステージでのテーマは「縁(えにし)」。音楽団体が出演し、アコースティックギターでの弾き語りが行われる。人と人との「縁」がイメージされており、観客も演奏に参加できるなど、出演者と観客の距離が近いステージとなっている。
洋洋館で実施される謎解き脱出企画「LIMITED MYSTERY~謎多き洋洋館からの脱出~」やキャンパス内を巡るスタンプラリーなどさまざまな企画が行われる衣笠祭典。そのなかでも檜垣さんは団体企画に注目しているという。当日はキャンパス各所に課外自主活動団体による模擬店が並ぶ。学園祭は普段の学生生活の集大成だとする檜垣さんは「青春を懸けて作られた模擬店。準備の過程なども感じながら見てほしい」と語った。
ラリー企画で豪華景品 双方向で楽しめる学園祭に
衣笠祭典ではキャンパス構内に本学の公式キャラクターであるリッツ・ブラザーズのLINEスタンプの絵柄を来場者から募集し、それを後日発売するなど、双方向で楽しめる企画がある。
昨年度から引き続き行われる「ラリー企画」は、本学年度はデジタルスタンプラリーという新たな形で実施され、より手軽に参加することができる。団体企画や対象企画に参加するとリッツ・ブラザーズのミニタオルやトートバッグなどの本祭典のオリジナルグッズをはじめ、釜山ペアチケット20万円分などの豪華景品が抽選で当たる。
檜垣さんは「無制限の学園祭ということで不安な部分もあるが、来場者の方に楽しんでもらえるように全力を尽くしていく」と意気込んだ。