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「少子化への意識向上を」BKCの学生プロジェクトREFLE.

REFLE.プロジェクトのメンバー

今年7月、滋賀県の少子化対策学生プロジェクト事業に採択された、びわこ・くさつキャンパスの学生によるプロジェクト「REFLE.(レフレ)」をご存知だろうか。

学生代表の上田隼也さん(生命・3)を中心としたこのプロジェクトは、立命館大学の学生に対し、学外の団体などと連携して「子育て」に関するワークショップやアンケート調査などを実施。実際に働く様々な職業の人を呼んだパネルディスカッションや、「ママさん」との料理教室なども行った。これらの活動を通して学生へ向けて子育てや仕事への意識向上を目指す。

REFLE.の来年の活動予定

今年の活動は11月10日をもって終了したが、来年は「子育て」という観点から、学生が少子化を身近に考えることができるような新たな企画を予定している。それが「少子化×福祉」「少子化×食育」「少子化×多文化」の3プロジェクトである。

「少子化×福祉」では、子育てについてもっと知ってもらいたいという願いから、妊婦と学生の交流として「立会い出産」を通して命の大切さを学んでもらう企画や、3人に1人ががんで死亡するという現代でがん患者やその家族を支え、交流の場を設ける仕組みである「リレー・フォー・ライフ」への参加を企画している。この仕組みは滋賀医科大の学生が、日本で初めて学生による運営を行っているもので、同じ滋賀県の立命館大も手伝おうというものだ。また「福祉」プロジェクトのリーダーの中川原佳晃さん(薬・3)は、滋賀で積極的に活動をする学生とつながり、滋賀の魅力を伝える取り組みも進めたいとしている。

 「少子化×食育」では、佐藤文彬さん(生命・3)をリーダーとし、今年の企画で協力した団体との共同事業を展開する。立命館で農業活動を展開するagRitsと協力し、滋賀の野菜を使った万能ドレッシングの開発や、学生アンケートで「参加したい」との声が多かった「ママさん」との料理教室などを行う企画を行う予定だ。学生へ向けた食育として、料理への関心や滋賀産の食材の魅力を向上したいという。

「少子化×多文化」では、学生のそれぞれの強みを活かし、草津市の民話にまつわる絵本を作成し、子どもとの交流を目指す。また留学生との国際交流なども企画している。リーダーの戸田菜月さん(薬・3)は「今年の活動を活かして、より少子化につなげた活動を見つけたい」と話す。

 来年は3プロジェクト体制で活動を行うことから、各メンバーの意思疎通がより必要になると代表の上田さんは語る。今年度は滋賀県の事業としての助成金が支給されたが、来年は活動をより広げるため、クラウドファンディングや作成・開発した絵本やドレッシングの販売も検討している。

またTwitterやFacebookでの情報発信や、新聞・テレビなどの取材で、より広く学生を呼び込み、情報を発信したいという。 (吉武)

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